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ブレント原油、100ドル台を維持 米イランのタンカー攻撃で供給懸念が深刻化

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ブレント原油先物が1バレル100ドル超で推移。米国とイランによるタンカーへの攻撃が激化し、ホルムズ海峡からの供給途絶リスクが高まっていることが背景。
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原油価格が木曜日の取引で堅調に推移し、ブレント原油は1バレル100ドル超の水準を維持した。米国とイランが6ヶ月にわたる紛争で最大規模となる船舶攻撃を互いに開始したことで、市場では供給途絶への懸念が深刻化している。
武力衝突の激化
イランは9日、米軍がイランの石油タンカー5隻を沈没させたと発表したことを受け、ホルムズ海峡付近で船舶10隻を攻撃したと水曜日に発表した。イランの革命防衛隊は、いかなる追加攻撃に対しても報復をエスカレートさせると表明しており、中東の地政学的リスクが一段と高まっている。
GMT(グリニッジ標準時)午前1時07分時点で、ブレント原油先物は0.1%高の1バレル=101.34ドルで取引された。一方、米国産WTI原油先物は0.5%高の1バレル=96.55ドルとなった。
市場への影響と見通し
AdANZのアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は顧客向けメモで、「報復の応酬は、ペルシャ湾からの石油の流れが当面の間、混乱したままになる可能性が高いことを示唆している」と指摘した。紛争前には世界の石油・ガス供給量の約5分の1を輸送していたホルムズ海峡の通航量は、依然として紛争前の水準を大幅に下回っている。
ハインズ氏はさらに、「紛争の拡大は、すでに市場が調整に奔走していた石油供給に、さらに深刻な混乱をもたらす恐れがある」と分析している。
供給不安と価格予測
こうした供給不安を背景に、米エネルギー情報局(EIA)は水曜日、中東からの供給減による世界的な在庫減少を理由に、今年と来年の石油価格見通しを引き上げた。市場参加者は、紛争の長期化が世界のエネルギー需給に与える影響を注視している。