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米利上げ観測の後退でビットコインが8万ドル突破、暗号資産関連株も急騰

米国の金融政策を巡る市場の観測が変化したことを受け、暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインが4日、8万ドルの大台を突破した。金利に敏感なリスク資産が全般的に買われる中、暗号資産市場が特に強く反応した形だ。
FRBの利上げ観測が急後退
今回の暗号資産価格上昇の主な背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ期待の急激な後退がある。米国の最新の新規失業保険申請件数が市場予想を上回る増加となり、労働市場の減速を示唆。これにより、FRBが金融引き締めを急ぐ必要性が低下したとの見方が広がった。
さらに、FRBのウォラー理事が「8月のインフレ指標が落ち着きを見せれば、9月の会合で金利を据え置くことを支持する」と発言したことも、市場のハト派的な見方を強めた。智通財経APPが引用したCME FedWatchツールによると、市場が織り込む9月FOMCでの利上げ確率は、前日の63.2%から50.4%へと大幅に低下した。
ビットコインは8万ドル台、関連株も全面高
金融引き締めへの警戒感が和らいだことで、投資家のリスク選好姿勢が改善し、暗号資産市場に資金が流入した。ビットコインは24時間で5%以上上昇し、一時8万900ドル前後に達した。イーサリアムも4.8%超上昇し、約2,494ドルで取引された。
ビットコインは直近の資金フローも好調で、8月には米国の現物ビットコインETFに約35億ドルの純流入があり、月間の流入額としては1年以上ぶりの高水準を記録していた。この流れの中で利上げ観測が後退したことが、価格を一段と押し上げる要因となった。
Ad暗号資産価格の上昇は、株式市場の関連銘柄にも波及した。主な銘柄の動きは以下の通り。
- MicroStrategy (MSTR): +17.56%
- Robinhood (HOOD): +16.57%
- Riot Platforms (RIOT): +13.42%
- Coinbase (COIN): +10.14%
ロビンフッドはブロックチェーン収益も好感
特にロビンフッド(HOOD)の株価は一時15%以上急騰し、市場全体の好転に加えて独自の好材料も注目された。DeFiLlamaのデータによると、過去24時間でロビンフッドのブロックチェーン「Robinhood Chain」が生み出した収益は約432万ドルに達した。
これは同期間のソラナ(約398万ドル)やイーサリアム(約175万ドル)を上回る水準であり、同社の暗号資産事業の収益化能力に対する市場の期待を高めた。ロビンフッドはデジタル資産を将来の多角的な収益源と位置付けており、今回のデータはその戦略の有効性を示すものと受け止められている。