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ベリモ株が急反発、ジェフリーズの格上げが前日の売りを覆す

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スイスのHVAC(暖房・換気・空調)専門メーカー、ベリモ(Belimo)の株価は21日、4.8%急伸し820.5スイスフランに達した。投資銀行ジェフリーズが同社の投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げたことが直接のきっかけとなり、前日の大幅な下げを打ち消す形となった。
ジェフリーズ、目標株価を1,035フランに設定
ジェフリーズはベリモの投資判断を引き上げるとともに、目標株価を1,035スイスフランに設定した。この動きは、前日の株価急落に対する見直しを促した。
ジェフリーズは格上げの理由として、予想を上回った2026年上半期の好調な業績を挙げた。また、データセンター向け需要が引き続き重要な成長エンジンであると指摘。市場コンセンサスとなっている下半期の成長率予想(約11%増)や利益率予想(約20.6%)は非常に保守的であり、予想を上回る余地が大きいと分析している。
通期見通し撤回と好調な半期決算
今回の株価の動きの背景には、前日の決算発表がある。ベリモが発表した2026年上半期決算は、アナリスト予想をすべての主要指標で上回る好調な内容だった。
Ad- 売上高: 6億7640万スイスフラン
- 現地通貨建て売上高成長率: 前年同期比29.6%増
- オーガニック成長率: 約30%増(内訳:販売量・製品構成23%増、価格改定7%増)
特に、データセンター向け冷却ソリューションが上半期の売上高の絶対額増加分の半分以上を占めた。しかし、経営陣が「データセンターの導入時期に関する不確実性」を理由に通期の定量的な売上高見通しを撤回したことが投資家に嫌気され、株価は約5%下落していた。
市場の見方
ジェフリーズによるタイムリーな格上げは、前日の売りが行き過ぎであったとの市場の再評価を促した。これにより、通期見通しの撤回は事業のファンダメンタルズの悪化ではなく、あくまでプロジェクトの「タイミングの問題」であるとの見方が広がり、投資家の信頼感が回復した。なお、ケプラー・シュブルーも同社に対する「バイ」の評価と目標株価1,000スイスフランを維持している。