
金価格、1週間ぶり安値から1%超反発 ドル安と原油価格下落で
金スポット価格は木曜日、ドル安と原油価格の下落を受けて1%以上上昇し、前日の1週間ぶりの安値から反発した。米国の金融政策を巡る思惑も相場を支えた。

金スポット価格は木曜日、ドル安と原油価格の下落を受けて1%以上上昇し、前日の1週間ぶりの安値から反発した。米国の金融政策を巡る思惑も相場を支えた。

国際エネルギー機関(IEA)は、中東紛争による供給途絶を理由に、今年の世界の石油需要が2020年以来初めて減少するとの見通しを示した。需要は前年比で日量100万バレル減少すると予測している。

国連の専門機関である国際海事機関(IMO)の理事会は、イランによるホルムズ海峡の航行管理の試みを拒否するよう加盟国に求める決定を下した。地政学的リスクの高まりが、世界の石油供給への懸念を再燃させている。

ロシアとウクライナ間の緊張激化を受け、アゾフ海が封鎖されるとの憶測が広がり、ユーロネクストの小麦先物価格が6週間ぶりの高値に急騰した。世界最大の小麦供給国であるロシアからの輸出が滞るリスクが意識されている。

パリのユーロネクスト小麦先物は、ロシアの主要な輸出経路であるアゾフ海での輸送障害の可能性が浮上したことを受け、4%以上急騰し6週間ぶりの高値を付けた。

ロシアは、アゾフ海でウクライナによる船舶への攻撃があったことを受け、ドン・アゾフ運河を通じた船舶の航行を一時的に停止した。この措置は、ロシアの小麦輸出の約4分の1に影響を及ぼす可能性がある。

水曜日の外国為替市場でドルは反落。米国とイランの緊張激化による安全資産需要で序盤は上昇したが、市場予想よりハト派的と受け止められた6月のFOMC議事要旨が重しとなった。

水曜日の外国為替市場でドルは反落。中東情勢の緊迫化による安全資産需要は、市場予想よりハト派的と受け止められた米FOMC議事要旨によって相殺された。

トランプ米大統領は12日、米国とイランの攻撃の応酬が続く中でも、主要な石油輸送路であるホルムズ海峡は商業船舶の通航に開かれていると述べた。市場の安定化を図る狙いがあるとみられる。