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IEA、世界の石油需要がコロナ禍以来初の減少と予測 中東紛争が影響

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国際エネルギー機関(IEA)は金曜日に発表した月報で、2024年の世界の石油需要が2020年の新型コロナウイルス感染症のパンデミック以来、初めて年間ベースで減少するとの見通しを明らかにした。イスラエルとイランの紛争が中東全域の生産と輸出に支障をきたしたことが主因だとしている。
中東情勢が需要見通しの重荷に
IEAの予測によると、今年の世界の石油需要は前年比で日量100万バレル減少する見込み。この落ち込みは、ペルシャ湾のホルムズ海峡が閉鎖され、タンカーによる輸出が混乱したことに起因すると分析されている。
IEAは、現在の予測が停戦合意の維持と海峡の段階的な再開を前提としていると指摘。今週に入り米国とイランが再び交戦したことで、見通しの不確実性が高まっていると警告した。報告書は「年末に向けて世界の石油市場の需給バランスは供給過剰に転じる見込みだが、この予測はホルムズ海峡のタンカー航行が徐々に回復するという想定に依存している」と述べ、市場正常化には恒久的な和平合意が不可欠だと強調した。
Adロシアの生産見通しも下方修正
IEAはまた、ウクライナによるロシアのエネルギーインフラに対するドローン攻撃の激化を理由に、ロシアの石油生産見通しを下方修正した。ウクライナはここ数ヶ月、ロシアの製油所や関連施設への攻撃をエスカレートさせている。
この影響を考慮し、IEAはロシアの供給見通しを今年については日量8万5000バレル、来年については日量15万バレルそれぞれ引き下げた。これにより、予測期間中の平均生産量は日量880万バレルとなる見込みだ。