
金、週間で下落へ 原油高がFRBの利上げ長期化懸念を助長
金価格は週間の下落に向かっている。米国とイランの緊張激化による原油価格の上昇が、インフレの根強さへの懸念を呼び、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを続けるとの観測を強めているためだ。

金価格は週間の下落に向かっている。米国とイランの緊張激化による原油価格の上昇が、インフレの根強さへの懸念を呼び、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを続けるとの観測を強めているためだ。

米中央軍は、イランが封鎖を発表したホルムズ海峡について、航行の自由を確保する用意があると表明した。米イラン間の軍事衝突を受け、世界の石油供給の要衝である同海峡の地政学的リスクが高まり、原油市場への影響が懸念されている。

英ポンドは、米国の重要な金融イベントを前に、対米ドルで数週間ぶりの高値圏で底堅く推移している。市場の関心は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の手がかりとなる連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に集まっている。

中東における地政学的リスクの高まりを受け、安全資産とされる米ドルが買われている。ホルムズ海峡付近でのタンカー攻撃を受け、米国がイランに対する制裁を強化したことが背景。

バンク・オブ・アメリカは、投機的な円の売り持ち高が2024年7月以来の水準に近づいており、為替介入などをきっかけにポジションが巻き戻され、日本資産が売られるリスクがあると分析した。

米ドルは、米国とイランの緊張激化による安全資産需要で上昇後、ハト派的と受け止められた米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を受けて下落に転じた。

中東の地政学リスクの高まりが原油価格を押し上げ、インフレ懸念が再燃。これを受け、米国債や欧州債の利回りは数週間ぶりの高水準で推移している。

UBSは、ユーロ/ノルウェー・クローネ相場が2027年半ばにかけて下落(クローネ高)するとの見通しを示した。原油価格の下落などによる最近のクローネ安は一時的とみている。

米国とイランの軍事衝突を背景に、エネルギー価格主導のインフレ懸念が再燃し、世界の国債利回りが数カ月ぶりの大幅上昇を記録した。週末金曜には、利回りは高値圏で落ち着きを取り戻している。