
ビットコイン、6万3300ドルの抵抗線で失速 上昇モメンタムに陰り
ビットコインは4時間足チャートで強気トレンドを示しているものの、6万3300ドル付近の強力な抵抗線に直面し、勢いが弱まっている。出来高の減少も重なり、市場では調整への警戒感が高まっている。

ビットコインは4時間足チャートで強気トレンドを示しているものの、6万3300ドル付近の強力な抵抗線に直面し、勢いが弱まっている。出来高の減少も重なり、市場では調整への警戒感が高まっている。

ビットコイン価格は、トランプ米大統領による暗号資産への肯定的な発言を受けて6万4000ドルを突破した。企業保有大手マイクロストラテジーによる大量売却のニュースを相殺する形となった。

ソフトウェア企業のストラテジー社は、2026年第2四半期にデジタル資産で83.2億ドルの損失を計上したと発表した。同社は規制当局への提出書類で、優先株の分配金支払いのために保有ビットコインの一部を売却したことも明らかにした。

投資会社バーンスタインのアナリストは、現在のビットコインの弱気相場は過去のサイクルに比べて下落率が浅く、市場が成熟しつつある「むしろ安心感のある」調整だと指摘した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは、米国とイランの軍事的緊張の高まりと米連邦準備制度理事会(FRB)の議事要旨がタカ派的な内容だったことを受け、リスク回避の動きが強まる中で2%以上下落した。

スタンダードチャータード銀行は、ビットコインの法人最大保有者であるストラテジー社の戦略転換を巡る不透明感が、短期的な市場の懸念材料になっていると指摘。同社の明確な方針伝達が市場の安定に不可欠との見方を示した。

金融大手カンター・フィッツジェラルドが支援するSPACと、著名なビットコイン開発者アダム・バック氏の投資会社は、当初の合併契約を解消したと発表した。両社は現在の市場環境を反映した新たな条件での交渉を目指す。

ビットコインは中東の地政学的リスクの高まりにもかかわらず、6万4000ドル台を維持。ワシントンがホルムズ海峡の航行継続を再確認したことが市場の安心材料となった。

ビットコインは6万4000ドル台を維持。米国で中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を禁じる見通しとなったことや、機関投資家による採用が進んでいることが相場を支えている。