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アジア株が反発、半導体株に買い戻し AI投資期待が中東リスクを凌駕

金曜日のアジア株式市場は、半導体関連株が主導する形で大幅に上昇した。中東における地政学的リスクが再燃したものの、人工知能(AI)分野への旺盛な投資意欲を示す新たな材料が相次ぎ、投資家心理が改善した。
半導体関連株が急反発、AI投資への期待再燃
今週前半に見られたハイテク株主導の売りから一転し、特に韓国市場が相場を牽引した。韓国総合株価指数(KOSPI)は4.2%の急騰を記録。週前半に下落を主導したサムスン電子が4.9%高、SKハイニックスも1.5%高とそれぞれ反発した。
SKハイニックスが実施した米国預託株式(ADS)の公募では、募集額の7倍を超える需要が集まったと報じられた。また、米マイクロン・テクノロジーが2035年までに米国での半導体生産に約2500億ドルを投じる計画を発表したことも、AI関連の投資サイクルが依然として力強いとの見方を支えた。
日本株も大幅高、年金基金の買い期待も
この流れは日本市場にも波及し、日経平均株価は約2%上昇、TOPIXも0.7%高となった。ハイテク株への買い戻しに加え、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内株式への配分比率引き上げを検討しているとの報道が、市場心理をさらに上向かせた。
Ad個別銘柄では、村田製作所が約3.9%高、キオクシアホールディングスが約5.7%高となるなど、関連銘柄が軒並み上昇した。なお、台湾市場は祝日のため休場だった。
中東情勢の緊迫化は一旦静観
市場では、米国によるイランへの新たな攻撃とそれに対する報復攻撃が伝えられ、中東情勢の緊迫化が意識された。しかし、投資家の関心は地政学リスクよりも企業の投資計画や収益見通しに集まり、影響は限定的だった。
その他の市場では、香港のハンセン指数が1.8%高、中国本土の上海総合指数とCSI300指数はそれぞれ0.4%、0.2%上昇した。来週に中国の第2四半期GDPや6月の主要経済指標の発表を控え、政策支援への期待感が相場を下支えした。オーストラリアのS&P/ASX 200指数は0.7%高で引けた。