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アジア株はまちまち、AI株反発も原油高・金利上昇が重し

Summary
火曜日のアジア株式市場は、人工知能(AI)関連株が反発したことで下支えされたものの、1バレル107ドルを超える原油価格や債券利回りの上昇、米連邦準備制度理事会(FRB)の決定を前にした警戒感から、全体としては方向感に乏しい展開となった。
火曜日のアジア株式市場は、前日のハイテク株売りから一転して人工知能(AI)関連株が反発したことが相場を支えた。しかし、原油価格の高騰と債券利回りの上昇が投資家心理の重しとなり、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を水曜日に控え、全体としてはまちまちな動きとなった。
AI関連株が反発、長期的な強気見通しは維持
前日、AI開発のペースを巡る業界リーダーからの慎重な発言を受け、関連銘柄は売られていた。しかしこの日は、投資家が売り一巡と判断し、買い戻す動きが優勢となった。この反発は半導体セクターで顕著で、韓国のSKハイニックスが1.62%、サムスン電子が0.9%それぞれ上昇した。
OCBC銀行のウェルス・アドバイザリー責任者であるチェズ・アンブ氏は、長期的なAI主導の強気相場は維持されているとし、株式に対して「緩やかに強気」な見方を維持していると述べた。同行は米国株をオーバーウエート、日本とアジア(日本除く)をニュートラル、欧州をアンダーウエートとしている。
原油高と金利上昇が圧力に
市場の楽観的な見方を抑制しているのは、複数のマクロ経済的要因だ。原油価格は1バレル107ドルを超えて推移しており、インフレ懸念が再燃している。同時に、世界的な財政赤字の拡大や大規模な国債発行を背景に、世界的に国債利回りが上昇しており、株式の評価価値に対する下方圧力となっている。
Ad投資家の注目は、今週開催される一連の中央銀行の金融政策会合に集まっている。市場は、水曜日に発表されるFRBの利上げの可能性を90%以上織り込んでいる。今週はその後、イングランド銀行(BOE)と日本銀行(BOJ)の政策発表も予定されている。
主要市場の動向
各国市場の動きは分かれた。
- 日経平均株価はハイテク株に支えられ0.8%高、韓国のKOSPIも0.19%高で引けた。
- 一方、香港のハンセン指数は0.5%安となった。アリババやテンセントなどのハイテク大手は上昇したものの、相場全体を押し上げるには至らなかった。
- 中国本土市場は小幅高で、CSI300指数と上海総合指数はともに0.1%上昇した。8月の経済指標では、鉱工業生産は底堅さを見せたものの、個人消費や投資の回復が鈍いことが示されている。
- オーストラリアのS&P/ASX 200は0.9%安、シンガポールのストレーツ・タイムズ指数は1.04%安と、他の主要市場は下落した。