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金相場の反発を受けアジアの金鉱株が上昇、米利上げ観測が重石

Summary
18日のアジア市場で金鉱株が上昇した。米国の追加利上げ観測が重石となる一方、原油価格の下落とドル安を背景に金地金価格が約6週間ぶりの安値から反発したことが買い材料となった。
18日のアジア株式市場では、金鉱関連株が軒並み上昇した。金地金(現物)価格が前日に約6週間ぶりの安値から反発した流れを引き継いだ。原油価格の下落とドル安が、米国の追加利上げ観測による圧力を相殺する形となった。
金価格の反発と金鉱株の動向
木曜日の取引で金価格は2%以上上昇し、前日の下落分を取り戻した。インフレ懸念の後退とドル安が材料視された。金現物価格は1オンスあたり4,360.36ドルに達し、米国金先物は0.3%高の4,399.70ドルで取引を終えた。金曜日のアジア時間でも金現物は堅調に推移し、約0.5%高の4,361ドル近辺で取引されている。
この価格回復を受け、アジア太平洋地域の金鉱株は広く買われた。
- 日本では、住友金属鉱山が2.4%上昇した。
- オーストラリア市場では、エボリューション・マイニングが2.9%、ノーザン・スター・リソーシズが2.5%、ジェネシス・ミネラルズが4.3%それぞれ上昇した。
- 中国の鉱山会社では、赤峰吉龍黄金鉱業が1.7%高となった一方、紫金鉱業集団は0.1%高とほぼ横ばいであった。山東黄金や招金鉱業は下落するなど、銘柄によってまちまちな動きとなった。
背景:FRBの金融政策とインフレ懸念
Ad今回の金価格の反発は、米連邦準備制度理事会(FRB)が水曜日に政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、年3.75%~4.00%とすることを決定した後の急落を受けたものだ。FRBは年内にさらなる利上げの可能性も示唆している。
しかしその後、米長期金利の低下とドル安が進行したことで、利息を生まない資産である金への需要が回復した。また、原油価格が2日続落し、ブレント原油先物が1バレル103.77ドル近辺まで下落したことも、エネルギーコスト高によるインフレが継続するとの懸念を和らげ、金市場の追い風となった。
今後の見通し
今後の金価格の動向は、引き続き米国の金融政策の行方に大きく左右される見込みだ。9月の利上げは3年ぶりとなったが、FRBの政策担当者18人のうち16人が、2026年末までに少なくともあと1回の追加利上げを見込んでいる。市場参加者は、金利動向が金価格に与える影響を注視している。