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アジア通貨は小動き、リスク回避ムードで円は高値圏を維持

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木曜のアジア外国為替市場では、中東情勢の緊迫化と原油価格の上昇を背景にリスク回避ムードが広がる中、各通貨は方向感に乏しい展開となった。日本円は7カ月ぶりの高値圏を維持する一方、投資家は金曜に発表される米国のインフレ指標を前に慎重な姿勢を強めている。
リスク回避ムードと米金融政策への警戒
中東における緊張の高まりを背景に、ブレント原油先物価格は一時1バレル101ドルを上回るなど、エネルギー供給への懸念が投資家心理を圧迫している。これを受け、市場では金曜に発表される米国の8月消費者物価指数(CPI)への警戒感が強まっている。
米国のインフレ圧力が根強いことを示すデータとなれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続するとの観測が強まる可能性がある。米10年物国債利回りは2023年後半以来の高水準となる4.85%付近で推移しており、金利スワップ市場では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げが決定される確率が約62%と織り込まれている。
円は高値圏で推移、日銀の政策修正観測が支え
ドル円相場は153.50円近辺で取引されている。円は今週火曜日に2月以来の円高水準となる152.89円まで上昇した後、やや値を戻したものの、依然として高値圏での動きが続いている。
Ad円相場の堅調さは、主に日本銀行(日銀)が9月18日の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの市場の強い期待感に支えられている。キャリー取引の巻き戻しや、日本企業による資金還流(レパトリエーション)への思惑も円買いを後押ししている。
他のアジア通貨の動向
その他のアジア通貨はまちまちの展開となった。
- 中国人民元: 中国国内のインフレ率上昇を受け、オフショア人民元は対ドルで約4年ぶりの高値圏で堅調に推移している。
- インドルピー: 原油高が輸入コストの増加懸念につながり、対ドルで95.16ルピー近辺と軟調。インド準備銀行(RBI)による介入が下落ペースを抑制するとの見方が広がっている。
- 韓国ウォン: 対ドルで小幅に上昇し、1ドル=1,339.35ウォン近辺で取引されている。