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アップル株、初の折りたたみiPhone発表で逆行高 アナリスト評価は二分

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アップル(AAPL)の株価が、前夜の新製品発表イベントを受けて大幅に上昇した。同社初の折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」への期待から買いが集まり、主要株価指数が軒並み下落する中での逆行高となった。
折りたたみ式iPhone発表が追い風に
アップルの株価は午後の取引で一時2.8%上昇し、324.15ドルに達した。この日の株式市場はS&P 500が0.6%、ダウ工業株30種平均が0.7%下落するなど軟調な地合いであり、アップルの堅調さが際立った。
上昇の直接的なきっかけは、同社が開催した「Surprise and Shine」イベントで発表された1,999ドルの折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」だ。これはiPhoneの形状における約20年で最も根本的な変化であり、ジョン・ターナス次期CEO体制下で初の大型新製品となる。
アナリストの見方は強弱混在
ウォール街のアナリストからの反応が、この日の株価上昇を後押しした。しかし、評価は完全に一枚岩ではない。
強気な見方
Ad- シティ(Citi): 「買い」の評価と目標株価365ドルを維持。iPhone DuoをApple WatchやAirPods以来の最も重要な新ハードウェアカテゴリーと評した。
- バンク・オブ・アメリカ(Bank of America): 折りたたみ式という形状が、アップルにとってより大きな潜在市場を開くと分析。
- エバーコアISI(Evercore ISI): 発売後半年で生産分すべてが完売すると予測した。
慎重な見方
- ジェフリーズ(Jefferies): 「アンダーパフォーム」の評価を維持。アップルが短期的な収益性よりも販売台数を優先している可能性があると指摘した。
- リンクス・エクイティ(Lynx Equity): 2027年度に向けたメモリやフラッシュの供給網への懸念を理由に、投資判断を引き下げた。
市場への影響と今後の焦点
競合のファーウェイ(Huawei)やシャオミ(Xiaomi)も折りたたみ式デバイスを発表しているが、市場はアップルの参入を「追随」ではなく「決定的な優位性」と見なしているようだ。独自のA20 Proチップや自社開発のC2モデム、そしてiOSとの深い統合がその背景にある。
iPhone Duoの予約注文は10月16日に開始され、10月23日には店頭に並ぶ予定だ。投資家の関心は今後、初期の需要動向や、この新製品が近年の買い替えサイクルを維持・加速できるかどうかに移っていくだろう。