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アムジェン株が下落、競合の治験失敗と格下げが重し

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Sep 8, 20261 min read
アムジェン株が下落、競合の治験失敗と格下げが重し
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バイオ医薬品大手アムジェン(Amgen)の株価が8日の時間外取引で4.7%下落した。競合ノバルティス(Novartis)による後期臨床試験の失敗が同種の治療薬全体への懸念を招いたことに加え、BMOキャピタルが同社の投資判断を引き下げたことが複合的な売り圧力となった。

競合ノバルティスの治験失敗が波及

ノバルティスは9月4日、心疾患リスクとの関連が指摘されるリポタンパク質(a)(Lp(a))の血中濃度を低下させる目的で開発中の薬剤「pelacarsen」について、第III相臨床試験で主要評価項目を達成できなかったと発表した。同試験では、Lp(a)濃度は低下したものの、心血管死、心筋梗塞、脳卒中のリスクをプラセボ(偽薬)と比較して有意に低減できなかった。

この結果は、同様にLp(a)を標的とするsiRNA治療薬「olpasiran」を開発し、第III相臨床試験(OCEAN(a)-Outcomes)を進めているアムジェンにとって直接的な打撃となった。Lp(a)濃度を大幅に低下させることが商業的価値に直結するという市場の期待が揺らぎ、同分野の薬剤候補に対する投資家心理が悪化した。

BMOキャピタルによる格下げ

追い打ちをかけるように、BMOキャピタルはアムジェンの投資判断を「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げた。目標株価は450ドルで据え置いている。

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BMOキャピタルは格下げの理由として、以下の点を挙げている。

  • アムジェンの株価が年初来で約34%上昇し、S&P500種株価指数や医薬品セクターを大幅に上回っており、好調な業績が既に株価に織り込み済みであること。
  • 今後直面する特許失効のリスクを考慮すると、より積極的な評価を下すにはさらなる評価が必要であること。

市場への影響と今後の見通し

競合の治験失敗、アナリストによる格下げ、さらにS&P500種指数が0.3%、ダウ工業株30種平均が0.8%下落するなど、株式市場全体の軟調な地合いも重なり、アムジェン株への売り圧力が強まった。時間外取引での株価は416.88ドルまで下落した。

今後の焦点は、アムジェン自身が進めるolpasiranのOCEAN(a)-Outcomes試験の結果となる。ノバルティスの失敗を受け、投資家はLp(a)濃度の低下が実際に心血管イベントのリスク低減という臨床的な利益につながるのかどうか、より厳しい目でデータを精査することになるだろう。

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