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アマゾン、7月30日の決算発表控えAWSとProject Kuiperに期待

Summary
アマゾンは7月30日に2026年度第2四半期決算を発表する。市場の注目は、成長を牽引するクラウド事業AWSの勢いと、衛星ブロードバンド事業「Project Kuiper」の進捗に集まっている。
アマゾン・ドット・コム(AMZN)は、米国時間7月30日の市場取引終了後に2026年度第2四半期決算を発表する予定であり、投資家の関心が高まっている。前四半期に一株当たり利益(EPS)で市場予想を70.55%上回る驚異的な結果を出したことを受け、クラウド事業アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の継続的な成長と、新たな収益源として期待される事業への期待が背景にある。
決算の焦点はAWSの業績見通し
市場の最大の注目点は、同社の収益の柱であるAWSの業績だ。アナリストは、第2四半期の売上高が会社ガイダンスの上限に達すると予想しており、その原動力はAWSの力強い需要にあると見ている。
市場関係者がEPSや売上高といった実績値以上に重視しているのが、第3四半期の業績見通し(ガイダンス)だ。過去の決算では、2025年第2四半期のようにEPSが市場予想を27%上回っても、ガイダンスが弱かったために株価が6.7%下落した例もある。そのため、今回の株価の反応も、AWSの第3四半期ガイダンスの内容に大きく左右される可能性が高い。
成長を牽引する新旧事業
アマゾンの成長戦略において、AWSは依然として中核を担っている。Citizensのアナリストは、同社の目標株価を315ドルに据え置き、以下の点を指摘している。
Ad- 価格戦略: AWSは今年、一部のEC2インスタンスで2度の価格改定を実施。旺盛なコンピューティング需要に対応している。
- AI半導体: 自社開発のAI向け半導体「Trainium」が、AI導入の本格化に伴い2027年にかけてAWSの収益成長を加速させると期待される。
- 設備投資: 設備投資額は市場コンセンサスを約160億ドル上回る見込みで、アマゾンが将来の需要拡大に大規模な投資を行っていることを示唆している。
一方で、新たな収益源として「Project Kuiper」が注目されている。これは低軌道衛星を利用したブロードバンドサービスで、すでに396基の衛星を軌道上に展開し、初期サービスの開始基準に到達した。競合のスターリンクを追撃するこの事業は、まだ初期段階ながら巨大な収益機会を秘めている。
長期的展望とリスク要因
長期的には、アナリストはアマゾンの売上高が2028年度に1兆700億ドルに達すると予測しており、巨大テック企業の中でも際立った成長が続く可能性がある。また、物流拠点におけるロボット活用によるコスト削減や、広告事業の成長も期待材料だ。
しかし、リスク要因も存在する。クラウド市場ではマイクロソフトやグーグルとの競争が激化しており、規制当局による独占禁止法関連の調査も続いている。英国では7月13日、AWSが金融システムの「重要な第三者」に指定され、規制監督が強化された。これはAWSの重要性を裏付ける一方、コンプライアンスコストの増加につながる可能性がある。