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エアバス、50億ユーロの自社株買いと新中期目標を発表 株価は7%急騰

Summary
欧州航空機大手エアバスが、今後3年間で50億ユーロ規模の自社株買い計画と2029年の新たな収益目標を発表したことを受け、同社株は7%急騰した。アナリストは予想を上回る株主還元策を好感している。
欧州の航空宇宙大手エアバスSEの株価が水曜日に7%急騰した。同社が前日、今後3年間で50億ユーロ(約8,800億円)規模の自社株買いプログラムを実施するとともに、2029年の新たな中期経営目標を設定したことが好感された。
新たな株主還元策と中期経営目標
エアバスはロンドンで開催した投資家・アナリスト向け説明会で、新たな財務見通しを発表した。取締役会で承認された自社株買い計画に加え、2029年の調整後EBIT(支払金利・税引前利益)目標を120億~130億ユーロに設定した。この目標は、ユーロ/ドル為替レートを1.22と想定している。
同社はまた、5年間のキャッシュ・コンバージョン・ターゲットを約1とすることを再確認し、2026年の業績ガイダンスは据え置くと述べた。ギヨム・フォーリー最高経営責任者(CEO)は、「全部門で増産体制を敷き、革新的な民間・軍事ソリューションへの旺盛な需要に応える中、我々の優先事項は明確だ」とコメントした。
市場の反応とアナリストの見方
この発表を受け、市場は即座に好反応を示した。モルガン・スタンレーは、エアバスの投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を227ユーロとしており、今回の発表を「予想以上に強気な内容」と評価した。
Ad特に、自社株買い計画は「最大のサプライズ」であり、同行の試算によれば、年間時価総額の約1%に相当するという。同行は、配当金を含めると、エアバスは今後3年間で累積フリーキャッシュフローの60%を株主に還元する見込みだと分析している。
事業見通しと前提条件
エアバスが示した見通しは、世界貿易や世界経済、航空交通、サプライチェーン、社内業務、製品・サービスの納入能力にさらなる混乱が生じないことを前提としている。また、関税などの通商規則が現状維持されることも想定している。
モルガン・スタンレーは、エアバスがA320型機の生産レートについて、2027年に月産70~75機と明記した一方、これまで示唆されていたその後の月産75機という水準には言及しなかった点を指摘しており、今後の生産計画の動向が注目される。