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米18州とNY市、HFC規制緩和でEPAを提訴 気候変動対策の後退を懸念

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Jul 21, 20261 min read
米18州とNY市、HFC規制緩和でEPAを提訴 気候変動対策の後退を懸念

Summary

民主党主導の18州とニューヨーク市が、トランプ政権下の米環境保護庁(EPA)を提訴。強力な温室効果ガスであるハイドロフルオロカーボン(HFC)の段階的廃止を遅らせる新規則が、気候変動対策に逆行すると主張している。

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民主党が主導する米国の18州、首都ワシントンD.C.、およびニューヨーク市は21日、米環境保護庁(EPA)がハイドロフルオロカーボン(HFC)に関する気候変動対策規則を緩和したとして、ワシントンD.C.の連邦控訴裁判所に提訴した。新規則は強力な温室効果ガスであるHFCの使用停止期限を延長するもので、気候に悪影響を及ぼすと主張している。

訴訟の背景と争点

訴状によると、争点となっているのは7月27日に発効予定のEPAの新規則「ハイドロフルオロカーボンの段階的削減」。この規則は、業務用冷凍空調機器などでHFCの代替冷媒への切り替え期限を遅らせるものだ。

原告側は、この措置が2036年までにHFCを85%削減することを定めた「米国技術革新・製造業法(AIM法)」の一部を骨抜きにするものだと批判している。ロイター通信によると、この法律はトランプ前大統領が2020年12月に署名したものだった。

カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官は、「EPAの新規則は我々が成し遂げた進歩を無に帰し、法を遵守してきた企業に不利益を与えるものだ」と述べ、トランプ政権が「地球の未来よりも産業界の利益を再び優先している」と非難した。

規制緩和の内容と影響

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HFCは、スーパーマーケットの大型冷蔵・冷凍庫や空調設備、半導体製造用の冷却装置などに広く使用されている。今回の規則では特に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが使用する一部の冷凍システムについて、従来許可されていた基準の9倍以上の地球温暖化係数を持つ冷媒を2032年まで使用し続けることを認めている。

一方、EPAは規制関連の提出書類の中で、この規則は「米国の家庭の生活費を削減する取り組みを推進する」ものであり、企業に高コストな技術の導入を強制するものではないと説明。規制緩和を通じて繁栄を目指すというトランプ大統領の行政命令に沿ったものだとしている。

市場への示唆

この法廷闘争は、関連業界に規制の不確実性をもたらす。既にHFC代替技術に投資した企業が不利になる可能性がある一方、対応が遅れている企業には猶予が与えられることになる。訴訟の行方は、冷凍空調や半導体製造といった分野のサプライチェーンやコスト構造に影響を与える可能性があり、投資家にとっては連邦政府と州政府の環境政策を巡る対立がもたらすリスクを浮き彫りにしている。

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