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円、1ドル162円台で軟調推移 介入警戒も円売り優勢

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Jul 12, 20261 min read
円、1ドル162円台で軟調推移 介入警戒も円売り優勢
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7日のアジア時間外国為替市場で円が再び下落し、対ドルで162円台の安値圏で推移した。市場では日本政府・日銀による為替介入への警戒感が根強いものの、当局が具体的な行動を見せないことから、投機筋が円を売り込む動きを強めている。

介入見送りで円売り再燃

円相場はアジア時間序盤、1ドル=162円台の弱い水準で取引された。対ポンドでは、前日に付けた2007年以来の安値である1ポンド=217.09円近辺で推移。対ユーロも、前日に0.5%上昇した流れを引き継ぎ、1ユーロ=185.47円で取引された。

MUFGのシニア通貨アナリスト、リー・ハードマン氏はロイター通信に対し、「先週末には、市場の流動性が低下する米国の祝日中に日本が再び円買い介入に踏み切るとの観測があったが、実際には行動がなかった。これが円の最近の上昇分を打ち消す一因となった」と指摘した。

ドルは広範に軟調、米利上げ観測が後退

一方で、より広範な市場ではドルが不安定な地合いにある。市場予想を大幅に下回る米国の雇用統計を受け、年内の連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ期待が後退しているためだ。

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  • 投資家が織り込む12月までの利上げ幅は、1週間前の約38ベーシスポイントから約29ベーシスポイントに縮小した。
  • ユーロは対ドルで1.1442ドルへ小幅に続伸、ポンドは1.34005ドルと2週間超ぶりの高値を付けた。

市場の焦点は、金融政策の見通しに関する手がかりを得るため、水曜日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)の6月会合議事要旨に移っている。コモンウェルス銀行の通貨ストラテジスト、キャロル・コング氏は、現在の市場の織り込みは「やや過小評価されている」との見方を示した。

市場の展望

ドルが主要通貨に対して軟調に推移する中でも円安が進行していることは、日米の金利差を背景とした円固有の弱さを浮き彫りにしている。市場参加者は、円安を是正しようとする日本当局による突然の介入リスクと、根強い円売り圧力との間で神経質な展開を強いられている。当面は、当局者による円安けん制発言や実際の行動が最大の注目点となる。

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