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ベトナム製衣料品、米国で高関税の対象に 競合国より不利な条件

Summary
米国は、ベトナムからの輸入品に対し、競合国よりも高い関税を課すことを決定した。対米アパレル輸出で首位のベトナムは、新たな関税制度により国際競争力への打撃が懸念される。
米国政府は、強制労働への対策が不十分な貿易相手国を対象とする新たな関税措置を発表し、対米アパレル輸出で最大国であるベトナムが主要な競合国よりも高い税率を課されることになった。この決定は、ベトナムに大規模な生産拠点を置く大手アパレルブランドのサプライチェーンに影響を与える可能性がある。
新関税の詳細
米連邦官報に24日掲載された通知によると、強制労働の禁止措置の執行が不十分とされる60の貿易相手国を対象に、新たな関税が金曜日から発効する。この措置により、ベトナムと中国には12.5%の関税率が適用される。
一方、バングラデシュ、カンボジア、インドネシア、マレーシアといった競合国は、米国との貿易協定を締結しているため、より低い10%の関税率が適用される。今回の措置は、トランプ前政権下で導入され、今年2月に米連邦最高裁判所によって無効と判断された暫定的な関税に代わるものである。
ベトナムへの二重の打撃
米国の貿易データによると、ベトナムは昨年、中国を抜いて米国向けアパレル輸出の最大国となった。しかし、今回の措置により、ベトナムの衣料品業界は二重の不利益を被る可能性がある。
Ad第一に、競合国よりも高い関税率が課されることで、価格競争力が直接的に損なわれる。第二に、ベトナムは「繊維メカニズム」と称される新たな制度の対象から除外された。この制度は、米国産の綿や繊維製品を購入する国に対し、関税の減免を認めるもので、バングラデシュやカンボジアなどが対象国として指定されている。これにより、ベトナムはさらなる競争上の不利に直面することになる。
市場への影響と背景
この関税措置は、ベトナムに大規模な製造拠点を有するナイキ、ギャップ、ラルフローレン、アンダーアーマーといったグローバルブランドの調達戦略に影響を及ぼす可能性がある。ベトナムは、依然としてトランプ前政権時代から続く米国との貿易協定交渉の途上にあることが、今回の不利な条件の一因となっている。
ベトナムは対米貿易で巨額の黒字を計上している国の一つでもあり、今回の関税強化は米国の貿易不均衡是正の動きと関連している可能性も指摘される。ベトナムの外務省および商工省は、現時点でコメントの要請に応じていない。