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米国債利回りは19年ぶりの高水準付近を維持、オーストラリア国債利回りは低下

Summary
原油価格の上昇と米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な発言を受け、米国債利回りは2007年以来の高水準付近で推移した。一方、オーストラリア国債利回りは、オーストラリア準備銀行による利上げ予想を受け、数年来の高水準から低下した。
火曜日の米国債利回りは、地政学的緊張の高まりによる原油価格の上昇と、連邦準備制度理事会(FRB)当局者によるタカ派的な金融政策見通しの強化を受け、数十年来の高水準付近で推移した。一方、オーストラリア国債利回りは、オーストラリア中央銀行が予想通りの利上げを実施したことを受けて低下した。
インフレ懸念が米国債利回りを押し上げる
指標となる10年物米国債利回りは5.230%で横ばいとなり、2007年7月以来の高水準を維持した。30年物米国債利回りは5.556%付近で推移し、2004年以来の高水準となった。政府債務への圧力は、原油価格が1バレル106ドルを突破したことで、コストプッシュ型インフレの継続に対する市場の懸念が強まったことを受けて高まっている。
タカ派的な見方を強める要因として、リサ・クック連邦準備制度理事会(FRB)理事は、原油価格の高騰を主要因として挙げ、インフレ圧力は今後も続く可能性が高いと警告した。これを受け、金融市場はFRBが10月に開催する次回会合で25ベーシスポイントの利上げを実施する確率を約70%と織り込んでいると、情報筋は伝えている。
RBAの利上げ後、オーストラリア国債利回り低下
アジア太平洋地域では、オーストラリア国債利回りが最近の上昇の後、低下した。10年物オーストラリア国債利回りは、約2カ月ぶりの大幅な下落となる5.377%まで低下した。この下落は、前日の取引で2011年以来の高値をつけた後のことだった。
Adこの下落は、オーストラリア準備銀行(RBA)による広く予想されていた政策変更を受けたものだ。オーストラリア準備銀行(RBA)は、国内のコスト上昇圧力への対応を継続する中で、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、15年ぶりの高水準となる4.60%とした。
注目の主要経済指標
投資家は、今週後半に発表される重要な米国経済指標に注目している。主な発表項目は以下の通り。
- 8月の個人消費支出(PCE)価格指数(FRBがインフレ指標として重視する指標)。
- 9月の非農業部門雇用者数(労働市場の強さを示す重要な指標)。
これらの指標が予想を上回る結果となれば、FRBによるさらなる金融引き締めへの期待が高まり、世界の債券利回りにさらなる上昇圧力がかかる可能性がある。