Story

ドル上昇、中東情勢緊迫化で安全資産需要が拡大

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Jul 12, 20261 min read
ドル上昇、中東情勢緊迫化で安全資産需要が拡大

Summary

中東での地政学的リスクの高まりを受け、安全資産とされる米ドルが買われた。ホルムズ海峡付近でのタンカー攻撃が報じられ、ドルインデックスは上昇し、原油価格も急騰した。

Text size
Background

火曜日の外国為替市場で米ドルが上昇した。中東における地政学的リスクの急激な高まりが、これまで市場の主要テーマであった金融政策への関心を上回り、安全資産としてのドル需要を押し上げた。

中東情勢の緊迫化と市場の反応

英国海事貿易機関(UKMTO)は、主要な石油輸送路であるホルムズ海峡周辺で過去24時間に3隻の石油タンカーが攻撃されたと報告した。これを受け、米財務省外国資産管理局(OFAC)は、イラン産原油などの販売を認める包括的ライセンスを取り消したと発表。ロイター通信やアクシオスは米政府高官の話として、この措置がタンカー攻撃への対抗措置であると報じている。

地政学的リスクの高まりは市場に直接的な影響を与えた。

  • 主要6通貨に対するドルの動きを示すドルインデックスは0.2%上昇し、101.10を記録した。
  • 原油価格は5%以上急騰し、リスク回避の動きが鮮明となった。

各国通貨の動向

Sample IUX Markets – In-articleAd

他の主要通貨は対ドルで下落した。ユーロは、ドイツの鉱工業生産が予想を上回ったものの、欧州中央銀行(ECB)高官の慎重な経済見通しが重しとなり、対ドルで0.3%安の1.1411ドルとなった。

日本円は対ドルで1ドル=162.10円近辺と、約40年ぶりの円安水準に留まっている。また、英ポンドに対しては2007年以来の安値を付けており、市場では日本政府・日銀による為替介入への警戒感が一段と強まっている。

金融政策から地政学リスクへ

最近まで、為替市場の主な変動要因は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しだった。しかし、中東情勢の急変により、投資家の関心は地政学的な動向へとシフトしている。

市場参加者は、水曜日に公表される6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目している。今後の利上げの可能性について政策担当者の考えを探る手がかりとなるが、当面は地政学的なニュースが為替相場の主導権を握る可能性が高い。

Back to latest news

LATEST