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UPMキュンメネ株が急落、ファイバー部門の不振が通期収益への懸念を招く

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フィンランドの製紙大手UPMキュンメネの株価が23日、2026年半期決算の発表を受けて6.7%急落した。決算内容は強弱まちまちであったものの、市場は最終的に失望感の強い内容と判断し、幅広い売りを誘った。
ファイバー部門の不振が重荷に
第2四半期の調整後EBITDAはコンセンサス予想を約2%上回った。これは、フィンランド国内のエネルギー価格低下を追い風に、コミュニケーションペーパー部門の単位当たりコストが改善したことによるものだ。
しかし、市場の注目はコスト増により予想を約9%下回ったファイバー部門の不振に集まった。この大幅な未達が全体の増益という好材料を打ち消し、通期の収益性の持続可能性に対する投資家の懸念を煽る結果となった。
既存の懸念材料が不安を増幅
決算発表前から、市場には同社に対する慎重な見方が広がっていた。複数のアナリストが目標株価を引き下げており、少なくとも1社は投資判断を「Equal Weight」に格下げしていた。
Adさらに、厳しい市場環境下で生産量を調整し利益率を確保するため、同社が以前に発表していたフィンランド国内2カ所のパルプ工場(8月のカウカス工場、10月に予定されるピエタルサーリ工場)の一時的な操業停止計画も、ファイバー部門の業績に対する不安を増幅させる要因となっていた。
軟調な市場環境も逆風に
当日は同業のストラ・エンソの株価も下落しており、北欧の林業セクター全体が逆風にさらされていることが示唆された。フィンランド株式市場の主要指数であるOMXヘルシンキ指数も軟調に推移し、米国市場も小幅に下落するなど、外部環境もリスクセンチメントの悪化に繋がった。
これらの複合的な要因が重なり、UPMキュンメネの株価は当日の安値である22.37ユーロまで下落し、52週安値の21.72ユーロに迫る水準となった。