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英国、ヒーリー新財務相就任で防衛関連株が上昇

英国のアンディ・バーナム新首相がジョン・ヒーリー前国防相を財務相に任命したことを受け、21日のロンドン市場で防衛関連株が軒並み上昇しました。市場では、ヒーリー氏の就任が軍事費の拡大につながるとの期待が広がっています。
市場の反応と背景
このニュースを受け、英国の主要な防衛関連企業の株価は大きく上昇しました。グリニッジ標準時午前10時3分時点で、各社の株価は以下の通りです。
- バブコック・インターナショナル (Babcock International): 6.4%高
- キネティック (Qinetiq): 3.8%高
- BAEシステムズ (BAE Systems): 3.0%高
ヒーリー氏は今年6月、当時のキア・スターマー政権下で国防相を辞任。その際、国の安全保障に必要な資金を確保することに首相が「無力」であり、財務省が「消極的」だったと批判していました。ベレンベルク銀行のシニアエコノミスト、アンドリュー・ウィシャート氏は、この経緯から「ヒーリー氏が軍事費を増額することを示唆している」と指摘しています。
新財務相への期待と課題
Adヒーリー氏は、ゴードン・ブラウン政権下で財務政務次官を務めた経験もあり、安定した手腕を持つ人物として投資家やアナリストから歓迎されています。同氏は今月初め、BBCに対し、防衛投資が国の再活性化と再工業化に役割を果たす可能性があると語っていました。
一方で、バーナム首相が維持を公約した財政規律の範囲内で、防衛費の増額、低迷する経済の活性化、社会福祉費の削減といった優先課題の財源を確保するという難題に直面します。ヒーリー氏の就任を受けて英ポンドも上昇しましたが、これはバーナム首相が財政規律の柔軟性を示唆した後の下落から持ち直した形です。
今後の展望とGCAP
新政権は、英国、イタリア、日本が共同開発する次期戦闘機「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」にカナダを招待することで、防衛分野での初期の成果を目指す見通しです。この動きは、ウクライナや中東での紛争を背景に軍事技術への需要が高まる中、ファーンバラ国際航空ショーに合わせて発表されるとみられています。