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TSMC、AI半導体の「複数年にわたる強い需要」を予想 アリゾナ投資を拡大

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Jul 20, 20261 min read
TSMC、AI半導体の「複数年にわたる強い需要」を予想 アリゾナ投資を拡大

Summary

世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCは、AI半導体に対する構造的な需要が複数年続くと予想している。同社は好調な第2四半期決算を受け、米国アリゾナ州の生産拠点への投資を拡大する方針だが、人材不足などの課題も指摘されている。

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世界最大の半導体受託製造(ファウンドリ)である台湾積体電路製造(TSMC)は、人工知能(AI)向け半導体に対する「複数年にわたる構造的な強い需要」を見込んでいることを明らかにした。同社のウェンデル・フアン最高財務責任者(CFO)が、好調な第2四半期決算発表後のインタビューで語ったもので、この需要に対応するため米国アリゾナ州の拠点への投資を拡大する方針だ。

アリゾナでの生産拡大と課題

フアンCFOによると、TSMCはアリゾナ州での事業進捗に「非常に満足」しており、投資を拡大する決定を下したという。現在、アリゾナでは以下のプロジェクトが進行中または計画されている。

  • 第1工場(ファブ): 既に稼働しており、台湾の主力工場と同等の高い歩留まりを達成。
  • 第2工場: まもなく製造装置の搬入を開始する段階。
  • 第3工場: 建設が進行中。
  • 第4工場および先端パッケージング施設: 準備作業が開始されている。

一方で、同氏はアリゾナでの事業拡大には課題も伴うと指摘。「利用可能な建設作業員の数やインフラなど、物理的な制約がある」と述べ、これらの問題解決に向けて政府と緊密に協力していく考えを示した。

市場の反応と地政学的リスク

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AIブームの持続性に対する投資家の懸念からか、記録的な好決算を発表したにもかかわらず、TSMCの株価は翌日の台北市場で7.3%下落した。ただし、年初来では依然として約50%の上昇を維持している。

同社は米中間の地政学的緊張という逆風にも直面している。フアンCFOは、米国による中国への先端半導体輸出規制について、社内の輸出管理システムを常に検証していると説明。しかし、「顧客がその先の顧客に販売する段階になると、可視性が失われる。それが現実だ」と述べ、サプライチェーン全体を追跡することの難しさを示唆した。

台湾を最先端技術の拠点に

海外での生産を拡大する一方、TSMCは台湾内での投資も継続している。フアンCFOは「最先端技術を立ち上げる際には、研究開発(R&D)と事業部門の非常に緊密な連携が必要だ」と述べ、最先端技術の開発と安定化は台湾で行い、その後、海外拠点への技術移転を検討するとの戦略を強調した。

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