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米CDC所長候補シュワルツ氏、上院で承認公聴会へ 指導体制の安定化が焦点

Summary
トランプ米大統領が指名した疾病対策センター(CDC)の新所長候補、エリカ・シュワルツ氏の承認公聴会が上院で開かれる。公衆衛生上の危機が深刻化する中、混乱が続くCDCの指導体制を安定化できるかどうかが焦点となる。
ドナルド・トランプ米大統領が米疾病対策センター(CDC)所長に指名したエリカ・シュワルツ氏は15日、上院の保健・教育・労働・年金委員会で承認公聴会に臨む。数カ月にわたる指導部の混乱を経て、米国の公衆衛生を担う同機関が安定したリーダーシップを確保できるかどうかが試される。
指名の背景
トランプ政権2期目において、CDCは承認された所長が不在の期間がほとんどを占めている。シュワルツ氏は、トランプ政権1期目に厚生次官補代理を務めた人物で、今年4月に指名された。ワクチンに批判的な見解を持つデービッド・ウェルドン元下院議員の指名が2025年3月に撤回され、その後承認されたスーザン・モナレス氏もワクチン政策を巡りロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官と対立し、1カ月足らずで解任されるなど、指導者の人選は難航していた。
予防医学の専門医であるシュワルツ氏は、ワクチンに反対する公的な記録がなく、これまでの候補者よりも従来型の人選と見なされている。ルイジアナ州選出の共和党上院議員で医師でもあるビル・キャシディ氏は、先月の面会後、シュワルツ氏を「非常に印象的」と評価しており、公聴会を主導する。
CDCが直面する課題
Adシュワルツ氏が承認されれば、複数の深刻な公衆衛生上の課題に直面する組織を率いることになる。
- 麻疹(はしか)の再流行: 米国では小児期の予防接種率の低下を背景に、国内の麻疹の症例数が2000年に撲滅が宣言されて以来で最悪だった2025年の水準を上回るペースで増加している。
- エボラ出血熱の国際的流行: コンゴ民主共和国とウガンダで発生したエボラ出血熱の流行に対し、CDCは最高レベルの緊急対応体制を敷いている。
- ワクチンへの信頼低下: 公衆の間でワクチンに対する信頼が揺らいでおり、公衆衛生政策の推進が困難になっている。
注目される他の人事
同委員会はまた、トランプ大統領が厚生次官補(準備・対応担当)に指名したショーン・カウフマン氏の公聴会も開く。カウフマン氏は過去に乳児へのB型肝炎ワクチンに疑問を呈したり、ワクチンと自閉症の関連性(科学的に否定されている)に言及したりした経緯があり、その指名は物議を醸している。シュワルツ氏とは対照的に、ワクチン政策を巡る政権内の緊張が浮き彫りになっている。