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トラベラーズ株が急騰、予想を大幅に上回る第2四半期決算を好感

Summary
米保険大手トラベラーズが発表した第2四半期決算は、中核EPSが市場予想の2倍近くに達する好内容だった。これを受け、同社株は大幅に上昇し、52週高値を更新した。
米保険大手ザ・トラベラーズ・カンパニーズ(TRV)の株価が17日の取引で急騰し、一時8.6%高の366.99ドルと52週高値を更新した。同日発表した2026年第2四半期決算が、ウォール街の予想を大幅に上回る内容だったことが好感された。
予想を2倍近く上回る好決算
トラベラーズが発表した第2四半期の純利益は22億800万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は10.26ドルとなり、前年同期の15億900万ドル(同6.53ドル)から大幅に増加した。事業の核となる収益力を示す中核利益は21億6000万ドル、中核EPSは10.04ドルに達した。
この中核EPSは、アナリストのコンセンサス予想であった約5.34ドルを2倍近く上回る水準であり、同社にとって近年で最大級の決算サプライズとなった。好業績の主な要因としては、以下の点が挙げられる。
- 大災害(カタストロフ)による損失の減少
- 過去の保険金支払備金戻入益の増加
- 純投資収益の増加
- アンダーライティング(保険引受)利益の増加
保険事業の収益性を示すコンバインド・レシオは83.6%に改善した。
Ad市場の弱気予想が急騰を増幅
決算発表前、市場では慎重な見方が広がっていたことが、株価の急騰を増幅させる一因となった。TDコーエンは7月13日付で同社株の投資判断を「ホールド」から「セル」に引き下げ、モルガン・スタンレーも「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」へ格下げしていた。
こうした弱気なポジショニングが多かったため、予想を覆す好決算はショートカバー(空売りの買い戻し)を誘発し、株価の上昇に弾みをつけたとみられる。S&P 500種株価指数が0.6%下落するなど、主要株価指数が軟調に推移する中での逆行高となり、今回の株価上昇がトラベラーズ固有の好材料によるものであることを浮き彫りにした。
株主還元も継続
同社は第2四半期中に、自社株買いと配当を通じて株主に15億7700万ドルを還元した。取締役会は1株当たり1.25ドルの四半期配当を宣言し、2026年9月30日に支払われる予定。6月30日時点で、自社株買いの承認枠は39億1500万ドル残っている。