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トレイトン株が急伸、第2四半期の好調な販売速報が好感される

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商用車大手のトレイトンSE(Traton SE)の株価が10日、3.6%高の35.28ユーロまで急伸しました。同社が発表した2026年第2四半期の暫定販売速報で、グループの車両納入台数が前年同期比4%増の82,900台に達したことが明らかになり、需要回復ペースに対する投資家の信頼感が高まりました。
第2四半期の販売動向
Investing.comが報じたところによると、第2四半期の販売台数は、第1四半期の68,600台から著しく加速したことを示しています。これにより、2026年上半期累計の販売台数は、前年同期比でわずか1%減の水準まで回復しました。
この販売増は、主に2つの地域が牽引しました。
- 中国市場: 新製品の投入が販売台数を押し上げました。
- ブラジル市場: 政府の支援策が、フォルクスワーゲン・トラック&バス部門の需要を喚起しました。
Adブランド別では、スカニア(Scania Vehicles & Services)が四半期ベースで7%増と特に力強い成長を見せました。
市場の反応と今後の見通し
今回の株価上昇は、アナリストからの前向きな評価や良好な市場環境にも支えられています。ドイツ銀行は2日前に、欧州市場の底堅さなどを理由に、トレイトンの投資判断を「買い」、目標株価を40ユーロで再確認していました。一方で、JPモルガンはより慎重な「中立」の判断と30ユーロの目標株価を維持しており、アナリストの見方は分かれています。
投資家の次の注目点は、7月23日に発表が予定されている2026年上半期の正式な決算報告に移っています。アナリストは、第2四半期の1株当たり利益(EPS)を約1.06ユーロと予想しており、これは前年同期の0.49ユーロから倍増以上となる水準です。