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テスラとスペースXの合併確率、90%に上昇=ディープウォーターのマンスター氏

ディープウォーター・マネジメントのマネージング・パートナーであるジーン・マンスター氏は、電気自動車大手テスラ(TSLA)と宇宙開発企業スペースXの合併の可能性が一段と高まったとの見方を示した。同氏はテスラの第2四半期決算説明会後、合併確率の予想を従来の80%から90%に引き上げた。
マスクCEOの発言が観測を後押し
マンスター氏が予想を引き上げた直接のきっかけは、テスラの決算説明会でイーロン・マスクCEOが両社の合併に関する質問に答えたことだ。マンスター氏はソーシャルメディアXへの投稿で、この種の質問が「取り上げられたこと自体」に驚いたと述べている。
マスクCEOは説明会で、チップ製造ベンチャー「Terafab」などを例に挙げ、「スペースXとの多くの協力関係からわかるように、特にTerafabとの関連で、重複する部分はますます増えている」と発言。続けて「もちろん、決算説明会で会社の統合などについて話すことはできない。それは適切な手続きを経て行われる必要がある」と述べ、将来的な統合の可能性を完全に否定しなかった。
深まる協力関係と過去の事例
AdテスラとスペースXは、すでに商業的な協力関係を築いている。具体的には、スペースXがAIデータセンターでテスラの蓄電システムを利用したり、テスラがスペースXのAIアシスタント「Grok」を車両に統合したりするなどの事例がある。
マスク氏には自身の率いる企業を統合してきた過去がある。2016年には、当時会長を務めていたソーラーシティをテスラが買収し、エネルギー事業部門に統合した。また最近では、ロケットメーカーであるスペースXのIPOに先立ち、AI企業xAIを同社に吸収している。ソーラーシティの買収案件は、反トラスト法上の承認は得たものの、株主訴訟に発展し、最終的に2022年にマスク氏側が勝訴した経緯がある。
市場の反応と背景
この合併観測が浮上する中、テスラの株価は時間外取引で約4%下落した。第2四半期決算で利益が市場予想を下回り、フリーキャッシュフローがマイナスに転じたことが嫌気された。一方、スペースXは6月に上場を果たし、時価総額は一時2.6兆ドルに達したが、その後は過大評価への懸念などから1兆ドル近く価値を失っている。両社の直面する課題が、統合議論を加速させる可能性も指摘される。