Story
サンラン、太陽光顧客に演算能力提供で収益機会—AI需要活用

Text size
Background
米国の住宅用太陽光発電システム大手サンラン(Sunrun Inc.)が、顧客が屋根置き型太陽光発電の電力を分散コンピューティングに利用し、収益を得られるようにする試験的プログラムを開始した。同社のメアリー・パウエル最高経営責任者(CEO)がブルームバーグTVで明らかにしたもので、AI(人工知能)の普及に伴うデータ処理能力と電力への需要急増を捉える狙いがある。
プログラムの概要
先週発表されたこの「分散型AIコンピューティング」プログラムは、顧客の太陽光発電システムが持つ「ミニデータセンターとしての能力」を活用するものだとパウエルCEOは説明した。参加する顧客は、生成した電力を活用する新たな選択肢を得て、対価を受け取ることができるという。
パウエルCEOによると、顧客はこれにより月額数百ドルからそれ以上の収益を得られる可能性がある。同社は現在、この構想の実現に向けて、潜在的なテクノロジー分野の顧客と協議を進めている段階だ。
背景と市場への影響
Adサンランは、100万件以上の顧客基盤を持つ全米最大の住宅用太陽光発電事業者。同社は、従来の電力販売に代わる新たな収益源を模索しており、今回のプログラムはその一環となる。
AIの発展はデータセンターの電力消費を急増させており、今回の試みは分散型エネルギー源を新たな形で活用するモデルとして注目される。しかし、現段階ではこの計画の具体的な経済性や採算性は依然として不透明な部分が多い。
この発表を受け、月曜日の市場でサンランの株価(NYSE: RUN)は一時2.4%下落した。