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英国ポンド、利上げ観測強まり8月下旬以来の高値

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Sep 10, 20261 min read
英国ポンド、利上げ観測強まり8月下旬以来の高値
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イングランド銀行(BOE)による追加利上げ観測を背景に、10日の外国為替市場で英ポンドが対米ドルで上昇し、8月29日以来の高値を記録した。原油価格の高騰という逆風にもかかわらず、市場は英国の金融引き締めが続くと見込んでいる。

協定世界時(GMT)午前9時10分(日本時間午後6時10分)時点で、ポンドドル(GBP/USD)は0.07%高の1.3554ドルで取引された。ユーロドル(EUR/USD)も0.08%高の1.1639ドルを付けた。

BOEの利上げ期待がポンドを支持

ポンド相場の主な支援材料は、BOEの金融政策見通しに対する市場の再評価だ。市場は次回の金融政策委員会での利上げは見込んでいないものの、来年3月までに少なくとも2回の利上げが行われることを織り込んでいる。さらに、3回目の利上げの可能性も約40%と見なされている。

これは、同期間に2回の利上げしか織り込んでいない米連邦準備制度理事会(FRB)に対する期待よりもタカ派的だ。英国の7月の消費者物価指数(CPI)が前月の2.6%から2.9%に加速したことも、金融引き締め観測を強めている。

原油高と地政学リスクが懸念材料

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一方で、市場には複数の不確実性が存在する。ブレント原油先物が7月以来初めて1バレル=100ドルを突破し、エネルギー輸入への依存度が高い英国経済への圧力を強めている。中東情勢の緊迫化もリスク要因だ。

BOEのベイリー総裁は、追加の金融引き締めは「保証されていない」と述べるなど、過度な市場の期待を牽制しようと努めている。秋に予定されている予算編成を巡る財政リスクも、ポンドの上値を抑える可能性がある。

ドルとユーロの動向

ドル相場については、9日に米財務省が発表した長期債の買い戻し額が60億ドルと、市場の一部で噂されていた約100億ドルを下回った。INGのFXストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は、この発表がドルの地合いを改善させ、原油高や株安といったドルにとって好材料となる外部要因に反応しやすくなる可能性があると指摘している。

同氏は、今週発表される米国の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)が、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に焦点となると分析。インフレが大幅な下振れとならない限り、ドルインデックス(DXY)は99.0まで回復するとの見方を示した。

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