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南ア・ランド、金価格上昇で堅調 鉱工業生産の悪化を相殺

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9日の外国為替市場で南アフリカランドが対ドルで上昇した。主要輸出品である金の価格が上昇したことが追い風となり、同日に発表された国内の鉱工業生産指数の悪化というマイナス材料を打ち消した。
金価格の上昇がランドを支援
協定世界時(GMT)15時24分時点で、ランドは前日終値比で約0.6%高の1ドル=16.32ランドで取引された。南アフリカの主要な輸出品目である金の価格が1%以上上昇したことが、資源国通貨であるランドの買いを誘った。
また、主要通貨バスケットに対する米ドルの価値を示すドル指数が0.1%下落したことも、ランドのような新興国通貨にとって追い風となった。投資家心理が改善する中で、ドルからリスク資産へと資金が向かった。
鉱工業生産は予想以上に悪化
Ad一方で、同日に南アフリカ統計局が発表した経済指標は、国内経済の弱さを示した。5月の鉱工業生産指数は前年同月比で4.3%の減少となり、4月の同2.9%減からさらに落ち込みが加速した。
通常、こうした弱い経済指標は通貨安の要因となるが、この日は金価格の上昇という外部要因が国内のマイナス材料を上回り、ランド相場を支える形となった。
株式市場も堅調
外国為替市場の動きと連動し、ヨハネスブルグ証券取引所(JSE)も堅調に推移した。主要株価指数であるTop-40指数は、前日比で1.1%上昇して取引を終えた。特に、金価格の上昇を好感した鉱業関連株が指数の上昇を牽引した。