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SKハイニックス、インテルと米国でのメモリー生産を協議=ロイター報道

Summary
ロイター通信によると、韓国のSKハイニックスがインテルと、米国で初となるメモリー半導体の生産に向けた協議を行っている。AI需要を背景に、インテルのオハイオ工場を活用する案などが浮上しているという。
韓国の半導体大手SKハイニックスが、米インテルと米国で初となるメモリー半導体の生産に向けて協議していることが、ロイター通信の報道で明らかになった。この動きは、AI(人工知能)需要の急増を背景に、米国が半導体の国内生産体制の強化を推進する中で浮上した。
交渉の背景と詳細
ロイターが関係者3名の話として報じたところによると、両社は複数の選択肢を検討している。その一つは、SKハイニックスがインテルがオハイオ州に建設を計画している半導体工場の一部を賃借する案だという。また、両社がメモリーの安定供給を求める大手クラウド事業者と合弁事業を設立する可能性も議論されている。
ただし、協議はまだ初期段階であり、最終的な決定は下されていない。生産するメモリーチップの種類も未定だが、SKハイニックスはDRAMやNAND型フラッシュメモリーに加え、AIプロセッサーに不可欠な広帯域メモリー(HBM)の主要供給元として知られている。
両社の狙いと市場の反応
この協議は、AIやデータセンター向けの需要急増によるメモリー不足を受け、米国政府が半導体メーカーに米国内での生産拡大を強く求めている中で行われている。SKハイニックスは顧客や政府からの圧力に直面しており、すでにインディアナ州で半導体パッケージング工場の建設を進めている。
Ad一方、インテルにとっては、建設の遅れにより生産開始が2030年以降にずれ込んでいるオハイオ工場の財務的負担を軽減する狙いがあるとみられる。この報道を受け、SKハイニックスの株価は2.7%上昇し、韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇率(1%)を上回った。
韓国政府の審査が課題に
仮に米国でHBMやDRAMのような先端メモリーの生産に踏み切る場合、韓国政府の審査が課題となる可能性がある。ロイターが引用した関係者によると、これらの技術は機微技術と見なされているためだ。
韓国の産業通商資源部は、最終的な判断はSKハイニックスに委ねられるとしながらも、国家の重要技術に関わるプロジェクトは産業技術保護法に基づき審査の対象となる可能性があるとの見解を示している。