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ファロスエナジー株が年初来高値、セリカが競合を上回る買収案を提示

Summary
英石油・ガス会社のセリカエナジーが、競合の提案を上回る総額1億4570万ポンドの現金による買収を提案したことを受け、ファロスエナジーの株価は27日に急騰し、2026年の高値を更新した。
英国の石油・ガス生産会社セリカエナジー(Serica Energy)が、ファロスエナジー(Pharos Energy)に対し、競合他社の提案を上回る総額1億4570万ポンド(約290億円)の現金による買収を提案したことで合意した。これを受け、27日のロンドン市場でファロスエナジーの株価は一時33.9%急騰し、2026年の高値を付けた。
買収提案の詳細
両社の取締役会が合意した条件によると、セリカはファロスの全発行済み株式を取得する。ファロスの株主は、1株あたり以下の対価を受け取ることになる。
- セリカからの現金:28.6683ペンス
- ファロスの既存現金からの特別配当:4ペンス
- 1株あたりの合計受取額:32.6683ペンス
さらに、ファロスの株主は2026年7月17日に支払われた2025年会計年度の期末配当(1株あたり0.9317ペンス)を保持する権利も有する。これを含めると、株主が受け取る総額は1株あたり33.6ペンスとなる。
市場の反応と背景
Adこの買収提案は、競合であるRatio社が提示していた条件を大幅に上回るものだ。セリカの提示額は、Ratio社の提案(合計28ペンス)を20.0%上回り、Ratio社の提案が発表される前の2026年6月23日のファロスの終値(25.4ペンス)に対しては28.6%のプレミアムとなる。
このニュースを受け、ファロス株は年初来で約55%の上昇となった。一方、買収コストへの懸念からか、セリカエナジーの株価は一時5.8%下落した。ファロスの取締役会は、Ratio社への推奨を全会一致で撤回し、セリカによる買収案を株主に推奨する意向を表明している。
今後の見通し
セリカはすでに、ファロス株の約14.26%を保有するAberforth Partners LLPから、本買収に賛成するとの撤回不能な約束を取り付けている。
この買収は、ベトナムおよびエジプトの規制当局の承認などが条件となっており、成立は2027年前半になる見込みだ。