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英ポンド、円主導のドル相場に連れ安 G10通貨は様子見

火曜日の外国為替市場で英ポンドは対米ドルで小幅に下落した。日本円の急騰がドル相場の不透明感を強める中、英国固有の材料ではなく、G10通貨全体の動向が相場を主導する展開となっている。
東部時間午前4時17分(GMT午前8時17分)時点で、ポンド/ドルは0.12%安の1.3523ドル、ユーロ/ドルは0.11%安の1.1610ドルで取引された。
円高がG10通貨の重石に
この日の市場の主役は日本円の急騰だった。ドル/円は重要な節目である155.0円を割り込み、米国のレイバーデー休暇で流動性が低下する中、夜間取引で153.0円まで下落した。
INGのFXストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は「これはドルに対するセンチメントの広範な変化の証拠というより、主に円のストーリーのように見える」と指摘。市場では、日本銀行(日銀)のタカ派姿勢への傾斜や、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内資産の保有比率を引き上げるとの観測が強まっている。
ポンドは主体性を欠く展開
Adポンドの下落は、英国のファンダメンタルズを直接反映したものではなかった。月曜日にはヒーリー財務大臣が初の主要な財政演説で厳格な歳出規律を示唆し、ポンドをわずかに下支えしたが、世界的な円とドルの力学の中では傍観者に留まった。
ペソレ氏は、イングランド銀行(英中銀)に対する市場の利上げ期待は「過度にタカ派的」であるとし、これがポンドの短期的な上値を抑え、ユーロ/ポンド相場を押し上げる要因になるとの見方を示した。
市場の焦点は米CPIへ
堅調な米雇用統計や、ブレント原油が1バレル100ドルに迫るなどエネルギー価格の高騰は、ドル相場を下支えする要因となっている。しかし、市場が織り込む9月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ幅は約15ベーシスポイントに留まっている。
今週のドル相場の方向性を決定づける最大のイベントは、金曜日に発表される米消費者物価指数(CPI)となる。ペソレ氏は、この結果が「現在の市場の物語を定着させるか、あるいは覆す可能性のある明確なリスクイベントだ」と述べている。市場参加者は、FRBの次の動きを見極めるため、インフレ指標の発表を待つ姿勢を強めている。