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ウォルシュFRB議長発言控えドル堅調、ポンドは上値重い展開

Summary
欧州中央銀行(ECB)のフォーラムにおけるウォルシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を前に、タカ派的な内容への警戒感からドルが堅調に推移し、英ポンドやユーロが下落しています。
水曜日の外国為替市場で、英ポンドは軟調に推移しました。欧州中央銀行(ECB)が主催するシントラでのフォーラムで、米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォルシュ新議長がタカ派的な発言を行うとの観測が広がり、米ドルが堅調を維持したことが背景にあります。ユーロもポンド以上に下落しました。
市場の注目はウォルシュ議長のインフレ対策への姿勢に集まっています。INGのアナリストは、FRBが5年連続でインフレ目標を達成できなかった経緯や、直近のコアPCEが前年比3.4%に達していること、さらに好調な雇用統計を挙げ、「ウォルシュ議長がタカ派的なトーンを和らげるとは考えにくい」と指摘しています。市場では9月の利上げが約22ベーシスポイント織り込まれています。
英国では、6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が52.5となり、8カ月連続で好不況の分かれ目である50を上回りました。しかし、4年ぶりの高水準だった5月の53.9からは低下しました。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスは、顧客による予防的な在庫積み増しの効果が薄れ始めている可能性を指摘しています。この日のポンド下落は、英国の経済見通しの再評価ではなく、主にドル高によるものと見られています。
Ad市場では、この日発表される米国のADP雇用統計やISM製造業景況指数にも注目が集まっています。これらの指標が予想を上回れば、ドルがさらに上昇する可能性があります。INGは、ドル指数(DXY)が101.00の支持線を維持し、101.70から101.80の領域に向けて上昇する可能性があると見ています。