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PNC、第2四半期は過去最高収益 M&A助言好調とFirstBank買収が寄与

Summary
米金融大手PNCフィナンシャルが発表した第2四半期決算は、資本市場部門の好調とFirstBankの買収効果により、四半期収益が過去最高を記録した。純利益も前年同期比で大幅に増加した。
米金融大手PNCフィナンシャルが15日に発表した2026年第2四半期(4~6月期)決算は、活発な資本市場関連事業と今年初めに完了した地銀FirstBankの買収効果が寄与し、四半期収益が過去最高を記録した。純利益も前年同期比で大幅な伸びを示した。
決算概要
第2四半期の純利益は前年同期比25%増の20億6000万ドル、1株当たり利益は4.81ドルとなった。総収益は同21%増の68億8000万ドルに達し、力強い業績を示した。
- 総収益: 68億8000万ドル(前年同期比21%増)
- 純利益: 20億6000万ドル(同25%増)
- 1株当たり利益(EPS): 4.81ドル
収益拡大の2つの柱
資本市場部門の躍進
記録的なM&Aアドバイザリー手数料に牽引され、資本市場・アドバイザリー関連の収益は前年同期比で80%増となる5億7700万ドルへと急増した。PNC傘下のハリス・ウィリアムズは当四半期中、電機メーカーHubbellによるNSI Industriesの30億ドル規模の買収で助言業務を手がけるなど、活発なディールメーキングが収益を押し上げた。
AdFirstBank買収と金利収入の増加
銀行の収益性を示す主要指標である純金利収入は、前年同期比16%増の41億1000万ドルとなった。これは、今年1月に完了した41億ドルのFirstBank買収に加え、堅調なローン需要(平均融資残高は13%増)や預金コストの低下が要因である。利ざやを示す純金利マージン(NIM)も16ベーシスポイント拡大した。
財務戦略と市場環境
PNCは当四半期中、保有していた決済大手Visaの株式の一部を売却し、4億4800万ドルの一時的な利益を計上した。この利益は、保有する約40億ドル相当の投資有価証券をより利回りの高い銘柄に入れ替える過程で生じた1億3900万ドルの損失を相殺するために活用された。
今回の決算は、堅調な個人消費に支えられた米国経済の底堅さを反映している。良好な信用環境がローン需要を下支えしており、投資家にとっては銀行セクターの健全性を示す一つの材料となる。