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Plus500株が急落、利益率の悪化と業績見通しの引き下げを嫌気

ロンドン証券取引所に上場する金融サービス企業Plus500の株価が13日の取引で一時11.1%急落し、4,263.96ペンスの安値を付けた。同日発表された2026年上半期の業績速報で、利益率の悪化と通期業績見通しの実質的な下方修正が明らかになり、投資家の失望売りを誘った。
業績速報で明らかになった利益率の圧迫
同社が発表した2026年上半期の業績速報によると、売上高は前年同期比12%増の4億6290万ドルと過去3年で最高を記録した。しかし、基礎的EBITDA(利払い・税・償却前利益)は同1%増の1億8750万ドルにとどまり、増収分が利益に結びついていないことが示された。
これにより、EBITDA利益率は前年同期の45%から41%に縮小した。同社は利益率低下の要因として、顧客獲得費用や米国事業拡大への投資を大幅に増やしたことを挙げている。
通期見通しの修正が売りを加速
今回の急落の最も直接的な要因は、通期業績見通しの修正にある。同社は4月の第1四半期決算発表時点では、通期の売上高とEBITDAが市場コンセンサスを「上回る」との見通しを示していた。しかし、今回の上半期速報では、コンセンサスと「同水準」になると静かに軌道修正した。
Ad投資家はこれを実質的な下方修正と受け止め、下半期の事業環境がより厳しくなるとのシグナルと解釈した。さらに、第2四半期の新規顧客獲得数が前年同期の水準を下回ったことも、第1四半期の力強い勢いが持続しなかったことを示唆し、懸念材料となった。
市場の地合いも逆風に
この日は、米国とイランの緊張激化を背景に原油価格が急騰し、英国株式市場全体でリスク回避の動きが広がっていた。こうしたリスクオフの地合いは、すでに企業固有の売り圧力にさらされていたPlus500の株価にとって、追い打ちとなった。
利益率の縮小、業績見通しの事実上の引き下げ、第2四半期の成長鈍化、そしてマクロ経済環境の悪化という複合的な要因が重なり、同社株は52週高値の5,185ペンスから大きく値を下げる展開となった。