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パロアルトネットワークス株が下落、高バリュエーションと地政学リスクが重し

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サイバーセキュリティ大手、パロアルトネットワークス(PANW)の株価が8日午前の取引で4.6%下落し、321.57ドルで取引されました。同社株は数日前に過去最高値となる368.17ドルを記録したばかりでしたが、そこから一転して大幅な調整局面に入っています。
株価下落の主な要因の一つは、そのバリュエーション(株価評価)が正当化し難い水準にあるとの見方が広がっていることです。ある著名アナリストは7日、4月以降の約120%という株価の急騰と、90倍近い予想株価収益率(PER)を理由に、同社の投資判断を「ホールド」に引き下げました。
機関投資家の慎重な姿勢も売り圧力となっています。JPモルガンは7月1日に同社を「アナリスト・フォーカス・リスト」から除外。加えて、過去3ヶ月間で報告された買い付けがない一方で、約2720万ドルにのぼるインサイダーによる株式売却も確認されています。
Adマクロ経済環境の悪化も株価を押し下げました。中東での一連の攻撃を受け、トランプ大統領が米国とイランの停戦は「終了した」と宣言したことで地政学的リスクが急激に高まりました。これにより原油価格が急騰し、市場全体でリスクオフの動きが広がり、特にテクノロジー関連株が売られています。
一部の証券会社が目標株価を引き上げるなど、長期的な成長への期待は依然として存在するものの、買われすぎの状態、割高なバリュエーション、インサイダー売り、そして突発的なマクロ環境の悪化という複合的な要因が重なり、短期的な株価への圧力は続くとみられています。