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オラクル株が急反発、日本政府のクラウド案件で最有力候補との報道受け

Summary
オラクル株が大幅に反発。日本政府が計画する国家安全保障関連の機密データを扱うクラウド基盤の整備において、同社が最有力候補であると報じられたことが好感された。
米オラクルの株価が15日午前の取引で3.8%急伸した。日本政府が計画する国家安全保障に関する機密データを保管・処理するための高セキュリティなクラウド基盤の整備交渉において、同社が最有力候補であると英フィナンシャル・タイムズ紙が報じたことが材料視された。
日本政府の大型案件で最有力か
同紙が複数の関係者の話として伝えたところによると、この契約を巡る交渉では、オラクルがアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、マイクロソフト、グーグルといった競合他社をリードしているという。このシステムは、外部ネットワークから物理的に隔離された「エアギャップ」環境で運用される、極めて高度なセキュリティが求められるものとなる。
ただし、報道によれば日本政府はまだ最終決定を下しておらず、契約を複数のプロバイダーに分割する可能性も残されている。このニュースは、クラウドインフラ業界全体にとっての案件の重要性を示しており、競合であるマイクロソフトやグーグルの株価も同日に上昇した。
売り込まれた株価の反発材料に
Ad今回の株価反発は、ここ数週間の大幅な下落を受けたものだ。オラクルの2026年度決算報告で、2027年度に最大950億ドルにのぼる設備投資計画や、フリーキャッシュフローのマイナス、大規模な負債による資金調達計画が明らかになり、売り圧力が強まっていた。株価は52週安値に迫る水準まで下落していた。
市場関係者にとって、今回の報道は、戦略的に重要な市場における具体的な大型案件の獲得期待という、前向きな材料となった。売られ過ぎていた状況と、S&P 500種株価指数が0.4%上昇するなど市場全体の地合いが良好だったことも、株価の急反発を後押しした。
アナリストの強気姿勢は継続
最近の株価下落にもかかわらず、アナリストの多くはオラクルに対して強気な見方を維持している。例えば、みずほ証券は同社を米国のトップテック株の一つに挙げており、投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を320ドルとしている。また、ウィリアム・ブレアも最近、同社株を「コンビクション・リスト(強い買い推奨リスト)」に加えている。