Story
オラクル、AI需要で時間外に急伸 ACVは19億ドルの買収合意で高騰

ソフトウェア大手のオラクルが、AIインフラへの旺盛な需要を背景とした好決算を発表し、時間外取引で株価が大幅に上昇した。一方、オンライン自動車マーケットプレイスのACVオークションズは、同業のコパートによる現金での買収合意が材料視され、株価が40%以上急騰している。
AI需要が追い風、オラクルが決算受け急伸
オラクルの株価は、市場予想を上回る2027年度第1四半期決算の発表後、時間外取引で6.3%上昇した。同社の発表によると、AI関連の旺盛な需要が業績を牽引した。
- 売上高: 前年同期比30%増の193億5000万ドルとなり、市場予想の191億3000万ドルを上回った。
- 調整後1株当たり利益(EPS): 1.92ドルとなり、予想レンジの1.73ドルから1.75ドルを大幅に超えた。
特にクラウドインフラストラクチャー事業の売上高は前年同期比で121%増の74億ドルと急成長した。同社は当四半期中に約300億ドル規模の新規AI関連契約を確保したほか、2027年度通期の売上高見通しを900億ドル以上に引き上げ、AIインフラへの需要が継続するとの見通しを強めた。
ACVオークションズ、19億ドルでの買収合意
Adオンライン自動車マーケットプレイスを手掛けるACVオークションズの株価は、時間外取引で43.6%という驚異的な上昇を見せた。これは、車両再販サービス大手のコパートが、ACVを総額約19億ドルの全額現金取引で買収する最終合意に至ったと発表したことによる。
契約に基づき、コパートはACVの発行済み株式すべてを1株当たり10.50ドルの現金で取得するための公開買付けを開始する。この買収発表は、買収元であるコパートの株価も6.2%押し上げる要因となった。
その他の注目銘柄
一方で、ソフトウェア企業のアドビの株価は時間外で2.8%下落した。第3四半期決算は売上高・利益ともに市場予想を上回ったものの、第4四半期の売上高見通しがアナリスト予想をわずかに下回ったことが嫌気された。また、長年CEOを務めたシャンタヌ・ナラヤン氏が会長職に就き、後任にアニル・チャクラヴァーティ氏が昇格する経営陣の交代も発表された。
オンラインペット用品小売のチューイ(Chewy)の株価も1.9%下落した。JPモルガンが、マクロ経済の逆風や裁量消費の弱まりを理由に、同社の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げたことが響いた。