Story
オラクル株上昇、日本政府のクラウド契約で優勢とのFT報道受け

Summary
オラクル株が時間外取引で上昇。英フィナンシャル・タイムズ紙が、同社が日本政府のクラウド・インフラ提供を巡る交渉で、AWSやマイクロソフトなどの競合をリードしていると報じたことが背景。
米オラクル(NYSE:ORCL)の株価が月曜日の時間外取引で上昇しました。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が、同社が日本政府向けのクラウドサービス提供を巡る交渉で競合他社をリードしていると報じたことが好感されました。
FT紙の報道内容
FTが交渉に詳しい複数の関係者の話として報じたところによると、オラクルは日本政府のクラウドインフラ提供を巡る協議で、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、マイクロソフト、グーグルといった競合他社より優位に立っているとのことです。
ただし、同紙は別の関係者の話として、日本政府はまだ最終決定を下しておらず、契約が複数のプロバイダーに分割される可能性も残されていると伝えています。
市場の反応と各社のコメント
この報道を受け、オラクルの株価は月曜日の時間外取引で1.4%上昇しました。
AdFTの取材に対し、オラクル、マイクロソフト、グーグル、および日本の首相官邸はコメントを控えたとされています。一方、AWSは同紙に対し、「我々は日本政府を含む全ての顧客と関わり、彼らのセキュリティ、主権、そして任務のニーズに最も合致するアーキテクチャを設計している」と述べました。
背景と市場への影響
今回の契約は、世界有数の経済大国である日本の政府事業を巡る、大手クラウドサービス事業者間の競争を象徴しています。政府向けのクラウド契約は、通常、厳格なセキュリティ要件やデータ主権(データの国内保管)が求められます。
オラクルは、クラウド市場で先行するAWSやマイクロソフトのAzureに対抗するため、クラウドインフラ事業の拡大を積極的に進めています。もし日本政府との大型契約を獲得できれば、同社の事業拡大戦略における重要なマイルストーンとなり、投資家心理にもプラスに働く可能性があります。