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オレマ株が急落、アストラゼネカの乳がん治療薬治験失敗が響く

バイオ医薬品企業オレマ・ファーマシューティカルズ(OLMA)の株価は、9月14日の時間外取引で15.1%急落し、8.68ドルを付けた。これは、アストラゼネカが9月11日金曜日の市場終了後、同社の乳がん治療薬候補に関する第3相臨床試験の失敗を発表したことが直接的な引き金となった。
アストラゼネカの治験失敗が波及
アストラゼネカは、経口選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)であるcamizestrantの第3相臨床試験(SERENA-4)において、主要評価項目を達成できなかったと発表した。この試験は、ER陽性HER2陰性の進行乳がん患者に対する一次治療として、無増悪生存期間(PFS)で統計的に有意な改善を示すことができなかった。
この結果は、オレマ社にとって特に大きな打撃となる。同社の主要開発候補品であるpalazestrant(OP-1250)も、camizestrantと同様の作用機序を持つSERDであり、現在、極めて類似した患者集団を対象とした第3相ピボタル試験(OPERA-01)が進行中であるためだ。競合薬の失敗は、自社製品の成功確率に対する投資家の懸念を直接的に高めることになった。
同種薬への懸念とアナリストの評価引き下げ
経口SERDが進行乳がんの一次治療で失敗したのは、2026年に入ってから2例目となる。年初にはロシュ社のpersevERA試験も失敗しており、薬剤クラス全体への懐疑的な見方が強まっている。
Adこのニュースを受け、投資銀行のStifelはオレマ社の目標株価を従来の48ドルから30ドルへと37.5%引き下げた。投資判断は「買い」を維持したものの、この大幅な引き下げは、palazestrantを取り巻く競争環境および臨床開発の見通しが著しく悪化したことを示唆している。
市場の地合い悪化も重荷に
当日の市場環境もオレマ株の売り圧力に拍車をかけた。ナスダック総合指数が1.7%、S&P 500が0.7%それぞれ下落するなど、市場全体がリスク回避姿勢を強めた。このような環境は、特に投機的な段階にあるバイオテクノロジー株にとって逆風となる。
今回の急落により、オレマ社の株価は52週安値の6.65ドルに近づき、同高値の36.26ドルからは大きくかけ離れた水準となった。投資家は、OPERA-01試験のトップラインデータという今後の重要イベントを控えつつも、同種薬の相次ぐ失敗を受けてpalazestrantの成功確率を再評価している。