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原油価格が反発、米のイラン海上封鎖示唆で供給懸念が再燃

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金曜日のアジア市場で原油価格は小幅に上昇した。米国がイランの海上封鎖を無期限に維持する可能性を示唆したことで供給懸念が再燃し、世界的な需要減速への懸念を相殺した。
金曜日のアジア市場で原油価格は小幅に反発した。米国がイランに対する海上封鎖を無期限に維持する可能性を示唆したことで地政学的リスクが高まり、供給懸念が再燃。前日に世界的な需要見通しの悪化から下落した分を一部取り戻した。
01時30分(GMT)時点で、ブレント原油先物は9セント(0.1%)高の1バレル=87.16ドル、米国産WTI原油先物は4セント高の81.29ドルで取引されている。両指標とも前日には2%以上下落したが、週間では約4%の上昇となる見込みだ。
米、イランへの圧力を強化
米国政府は13日、停戦交渉が停滞する中、イランに対する海上封鎖を無期限に維持する可能性があると表明し、経済的圧力を強化する方針を示した。スコット・ベッセント米財務長官はNewsmaxの番組で、「来週にはさらなる発表があるだろう。我々は一国に対する経済的孤立の歴史上、前例のないような措置を講じる」と述べた。
この動きは、世界の石油供給量の約20%が通過するホルムズ海峡の通航をイランが制限し続けている中で行われた。イランのバスィージ(民兵組織)のホセイン・タイェブ司令官は、同海峡が「イスラム共和国の管理と統制下にある」と主張していると、半国営ファルス通信が報じている。また、アラブ首長国連邦(UAE)の国営通信WAMは、国営アブダビ国営石油会社の船舶2隻が海峡を通過中に攻撃を受け、UAE政府はイランによる攻撃だと非難したと伝えた。
Ad供給懸念 vs 需要減速
中東の緊張激化による供給懸念が価格を支える一方、市場には需要減速への警戒感も根強い。今週、石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)は相次いで世界の石油需要の伸び見通しを下方修正した。さらに、米国の原油在庫が過去3年半で最大の週間増加を記録したことも、価格の上値を重くしている。
KCMのチーフマーケットアナリスト、ティム・ウォータラー氏は、これら相反する要因が市場で綱引き状態にあると指摘。「結果として、市場は下支えされているものの、これらの相反する圧力が続く間は本格的な上昇には苦戦するだろう」との見方を示した。