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原油価格が上昇、米イランの対立激化と紅海封鎖の脅威で

Summary
米国とイランの軍事衝突が激化し、イランが支援するフーシ派による紅海航路封鎖の可能性が浮上したことで原油価格が続伸。供給懸念が市場のセンチメントを悪化させている。
金曜日のアジア時間の取引で原油価格は上昇した。米国とイラン間の軍事衝突が激化し、ホルムズ海峡からの石油の流れが制限される中、イランがフーシ派に紅海の主要な輸出ルートを封鎖する準備を要請したとの報道が、供給への懸念を一層高めた。
主要指標と週間動向
ロイター通信によると、協定世界時01時18分時点で、国際的な指標であるブレント原油先物は1.05ドル(約1.25%)高の1バレル=85.28ドルに上昇。米国の指標であるウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)先物も1.03ドル(1.3%)高の1バレル=79.98ドルとなり、前日の下げを解消した。
両指標とも今週に入ってから12%近く上昇しており、ブレントは3週連続、WTIは2週連続での週間上昇となる見込みだ。
激化する中東の軍事衝突
米国は6夜連続でイランに対する空爆を実施し、イラン軍の能力をさらに低下させることを目的としていると米中央軍が声明で発表した。これに対し、イランも近隣諸国の米軍基地を標的にミサイルやドローンで反撃している。
Ad供給不安をさらに煽っているのが、紅海封鎖の可能性である。ロイターが3人の情報筋の話として報じたところによると、イラン指導部は、米軍がイランの電力インフラを攻撃した場合に備え、同盟関係にあるフーシ派に紅海の石油輸送ルートを封鎖する準備を整えるよう指示したという。
市場への影響と専門家の見解
この事態を受け、市場では主要な石油輸送路の混乱に対する警戒感が強まっている。国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は木曜日、「石油の安全保障は依然として危機的な問題だ」と述べ、「今後数週間で状況が改善しなければ、我々は懸念すべきであり、私自身も懸念している」との見方を示した。
市場関係者からは、テクニカルな観点からWTIが70ドル台半ばの主要な支持線を維持できれば、80ドル台半ばを試す可能性があるとの声も上がっている。