Story
NWFグループ、2026年度は増収も利益はまだら模様、配当は15年連続増額へ

Summary
英国の専門商社NWFグループが2026年度通期決算を発表。市場の逆風下で売上高は1.9%増加したが、事業部門別の業績にはばらつきが見られた。
Text size
Background
英国の専門商社であるNWFグループが発表した2026年5月31日を期末とする通期決算は、市場環境が厳しい中で増収を確保した。基調的営業利益も増加したが、1株当たり利益は微減となり、事業部門ごとに業績の明暗が分かれる結果となった。
2026年度通期決算の概要
同社の発表によると、主要な財務指標は以下の通り。
- 売上高: 9億2,030万ポンド(前年度比1.9%増)
- 基調的営業利益: 1,680万ポンド(同3.1%増)
- 税引前利益: 1,250万ポンド
- 基調的1株当たり利益: 0.18ポンド(同3.2%減)
- 純負債: 6,050万ポンド
NWFの取締役会は、配当を3.6%引き上げることを提案した。これが承認されれば、同社は15年連続の増配を達成することになる。
事業部門別の業績
セグメント別の業績は対照的な結果となった。
燃料部門
Ad年度上半期の暖房用石油の需要低迷や、第4四半期における原油価格の変動が逆風となった。同社は、中東情勢に起因する継続的な市場の不確実性を指摘している。
食品部門
顧客需要の増加、貯蔵施設の稼働率向上、事業全体の業務改善が奏功し、好調な業績を記録した。
飼料部門
上半期の堅調な需要が、下半期における牛乳価格の下落と市況の軟化によって相殺され、利益水準は安定的に推移した。
今後の見通しと戦略
NWFグループは、現会計年度の業績について、2026年度と「ほぼ同水準」で推移するとの見通しを示した。同社は今後も、買収、有機的投資、事業改善への取り組みを通じて成長を追求する方針を明らかにしている。