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NOWPayments、企業向け暗号資産ペイアウトの手数料ゼロ化を提唱 メールベースの新インフラ発表

Summary
暗号資産決済ゲートウェイのNOWPaymentsは、Eメールアドレスを利用してネットワーク手数料を不要にする企業向けの新たなペイアウト(支払い)インフラを発表した。ケイト・リフシッツCEOは、企業が送金手数料を負担する時代は終わったと主張している。
暗号資産(仮想通貨)決済ゲートウェイのNOWPaymentsは7月10日、ブロックチェーン手数料を不要にする企業向けの新たなペイアウト(支払い)インフラを発表した。同社のケイト・リフシッツ(Kate Lifshits)CEOは、企業が暗号資産の送金手数料を負担する必要はもはやないと主張している。
手数料ゼロのペイアウトインフラを発表
この新システムは、従来のウォレットアドレスベースの送金を、Eメールアドレスを利用した即時送金に置き換えるものだ。これにより、企業はネットワーク手数料を完全に排除し、運用の複雑さを軽減し、大規模な支払いを自動化することが可能になるという。
リフシッツCEOは、「なぜ企業がペイアウトごとに手数料を支払わなければならないのか? 我々はその根本的な問いを投げかけている」と述べ、業界の常識に挑戦する姿勢を示した。これまで多くの企業は、ウォレットアドレスの収集、ネットワークの検証、送金失敗時の対応、そしてブロックチェーン手数料の支払いといった、運用上の隠れたコストに悩まされてきた。
企業にもたらす経済的・運営的メリット
NOWPaymentsによると、このEメールベースのペイアウトシステムは、技術的な革新以上に経済的なインパクトが大きいという。主な利点として、以下の点が挙げられる。
Ad- ネットワーク手数料ゼロ
- サービス手数料ゼロ
- 1秒未満での即時送金
- 自動化されたオンボーディング
- 送金失敗率の低下
- サポートコストの削減
これにより、特にアフィリエイトプラットフォーム、マーケットプレイス、ゲーム会社、給与支払い代行業者など、毎月数千件以上の支払いを行う企業は、運用コストを劇的に削減できる可能性がある。
従来の課題と市場への影響
リフシッツCEOは、「暗号資産ペイアウトの未来はウォレット間送金ではない。Eメールで個人を特定し、即時に無料で資金を移動させることだ」と述べ、従来のインフラは時代遅れになりつつあるとの見解を示した。
同社は、企業が潜在的なコスト削減額を試算できる「手数料ゼロ暗号資産ペイアウト savings calculator」も公開した。支払い件数や利用するブロックチェーンによっては、年間で数万ドルから数十万ドルのコスト削減が見込まれるとしている。今回の発表は、暗号資産決済におけるコスト構造の議論を、「いかに手数料を削減するか」から「手数料はそもそも必要なのか」という次元へと移行させる可能性を秘めている。