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ノキア株が急伸、AI需要で第2四半期決算が予想上回る

Summary
フィンランドの通信機器大手ノキアが発表した第2四半期決算は、AI・クラウド関連事業の急成長を背景に市場予想を上回った。通期見通しの上方修正も好感され、株価は大幅に上昇した。
フィンランドの通信機器大手ノキアの株価が23日、大幅に上昇しました。人工知能(AI)およびクラウドインフラ需要の急増を背景に、2026年第2四半期決算が市場予想を上回り、通期の利益見通しを上方修正したことが好感されました。
予想を上回る第2四半期決算
ノキアが発表した2026年第2四半期決算の主要な数値は以下の通りです。
- 比較可能営業利益: 4億3400万ユーロ(前年同期比18%増)。アナリスト予想の約3億8200万ユーロを大幅に上回りました。
- 純売上高: 48億2000万ユーロ。為替変動の影響を除いたベースで前年同期比9%増となりました。
同社は同時に、2026年通期の比較可能営業利益見通しを従来の範囲から21億〜26億ユーロへと引き上げました。また、1株当たり0.04ユーロの配当を発表し、株主への還元姿勢も示しました。
AI・クラウド事業が成長を牽引
Ad今回の好決算を特に牽引したのは、AIおよびクラウド関連事業の著しい成長です。同分野の顧客向け売上は前年同期比で105%増と倍増以上を記録しました。
AI・クラウド顧客からの受注高は、第1四半期の10億ユーロから第2四半期には28億ユーロへと約3倍に急増し、需要の力強さを裏付けています。AI関連投資に最も連動するネットワークインフラ事業部門は、光ネットワークが20%増、IPネットワークが16%増となり、部門全体で12%の増収(恒常為替レートベース)を達成しました。
市場の反応と見通し
この決算報告を受け、JPモルガンは大幅なEBIT(利払い・税引き前利益)の上振れを評価し、投資判断「オーバーウエート」と目標株価18.00ユーロを維持しました。また、SEB Equitiesは決算発表前に、AIとクラウドの成長性を理由にノキアの投資判断を「買い」に引き上げていました。
競合のエリクソンは以前、AI関連部品のコスト上昇が業界の逆風になると警告しており、ノキアの株価もこの懸念から圧迫されていました。しかし、今回のノキアの決算は、旺盛な需要がコスト圧力を上回っていることを示唆し、市場の懸念を一部払拭する形となりました。株価は取引開始後に急騰した後、上げ幅を一部縮小しましたが、AIインフラを巡る同社の事業基盤が具体的に財務結果に結びついていることが示されました。