Story
ロシア株式市場、銀行株急落でMOEX指数は3年ぶり安値

Summary
日曜日のモスクワ株式市場は、主要銀行株が大幅に下落したことを受け、MOEXロシア指数は横ばいで引けたものの、3年ぶりの安値を更新した。市場全体では値上がり銘柄数が値下がりを上回るなど、まちまちな展開となった。
Text size
Background
日曜日の取引を終えたモスクワ株式市場では、MOEXロシア指数が前日比0.00%の横ばいで引けたものの、指数としては3年ぶりの安値を記録した。大手銀行株が急落する一方で、他のセクターでは上昇する銘柄も多く、市場の方向性が分かれる展開となった。
銀行株が全体を圧迫
この日の市場の重しとなったのは、特に金融セクターだった。Investing.comのデータによると、モスクワ証券取引所では値上がり銘柄数が199、値下がり銘柄数が39と、全体としては買いが優勢だった。しかし、一部の大型株への売りが指数全体を押し下げた形だ。
市場の不安心理を反映するロシア・ボラティリティ指数(RVI)は53.02となり、52週ぶりの高水準に達した。これは、投資家が今後の市場変動に対する警戒を強めていることを示唆している。
主要銘柄の動向
個別銘柄では、金融株の下げが際立った。
- 主な下落銘柄:
- トランスネフチ(優先株):-14.98%(52週安値)
- VTBバンク:-14.09%(史上最安値)
- ロシア貯蓄銀行(ズベルバンク、優先株):-10.96%(52週安値)
Ad一方で、電力株や資源株の一部は堅調に推移した。
- 主な上昇銘柄:
- ROSSETI PJSC:+3.10%
- ポリウス:+3.10%
- AFKシステマ:+3.01%
コモディティ・為替市場
関連市場では、コモディティ価格が上昇した。9月渡しのブレント原油は4.59%高の1バレル88.10ドル、8月渡しの金先物も0.67%高の1トロイオンス4,018.80ドルで取引された。
為替市場ではロシアルーブルが軟調に推移し、対米ドルで0.13%安の78.20、対ユーロで0.10%高の89.46となった。