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モデルナ株が急伸、がんワクチンへの期待と売られ過ぎからの反発で

9月11日の米株式市場で、バイオテクノロジー企業のモデルナ(MRNA)の株価が午前の取引で7.5%上昇し、146.84ドルに達しました。この上昇は、最近の売り浴びせからの技術的な反発、開発パイプラインへの根強い期待、そして良好な市場全体の地合いが複合的に作用した結果とみられています。
最近の売り圧力からの反発
モデルナ株は、ロスチャイルド&Co・レッドバーンが9月3日にバリュエーションを理由に投資判断を「売り」に引き下げたことを受け、ここ数日下落していました。株価は130ドル台前半まで押し下げられていましたが、11日の上昇は、投資家がこの弱気な見方を再評価し、売られ過ぎの状態から買い戻しに入ったことを示唆しています。
パイプラインと製品ポートフォリオへの期待
株価の回復を根本的に支えているのは、同社の将来性に対する強い期待です。特に、メルク社と共同開発中の個別化mRNAがんワクチン「intismeran autogene」の第3相臨床試験の成功は、アナリストから高く評価されています。ウィリアム・ブレアのアナリストは、これを「会社の長期的な商業的プロファイルを根本的に強化する変革的な触媒」と評しました。
さらに、最近の好材料も投資家心理を支えています。
Ad- 8月下旬に2026-2027年シーズン向けの新型コロナウイルスワクチンの最新版が米食品医薬品局(FDA)に承認されました。
- インフルエンザワクチン「mFLUSIVA」も米規制当局から承認を取得しました。
これらの動向を受け、アーガス社はモデルナの投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を180ドルに設定しています。
市場環境と今後の注目点
当日の市場環境もモデルナ株にとって追い風となりました。S&P 500種株価指数が1.1%、ナスダック総合指数が1.3%上昇するなど、市場全体がリスクオンの雰囲気に包まれ、モデルナのような高ベータのバイオテクノロジー株に特に恩恵をもたらしました。
投資家は、9月14日に予定されているモルガン・スタンレー・グローバル・ヘルスケア・カンファレンスでの同社のプレゼンテーションや、10月下旬に予定されている決算報告を、短期的な材料として注視している可能性があります。