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マイクロン株が急騰、サムスン好決算とアナリストの強気見通しが追い風

Summary
米半導体大手マイクロンテクノロジーの株価が30日急騰した。競合サムスン電子の好決算がAI向けメモリー需要の強さを示したほか、アナリストによる目標株価の引き上げが相次いだことが背景にある。
米半導体メモリー大手マイクロンテクノロジーの株価が30日午前の取引で12.3%以上急騰し、829.86ドルに達した。競合他社の好決算が市場の追い風となったことに加え、アナリストの強気な見方が相次いだことが、ここ数週間で最大級の一日の上げ幅につながった。
サムスン電子の好決算が需要を裏付け
韓国のサムスン電子が30日に発表した2026年第2四半期の決算は、AIブームを背景にメモリー半導体事業が引き続き好調で、DRAMとNANDの売上高が過去最高水準を維持したことを示した。営業利益は89兆5000億ウォンとなり、アナリスト予想の88兆1300億ウォンを上回った。
米国唯一の主要メモリーメーカーであり、DRAMとNAND市場でサムスンと直接競合するマイクロンにとって、この結果はAIが牽引する「メモリー・スーパーサイクル」が依然として健全であることを強く裏付けるものとなった。
アナリストの目標株価引き上げが相次ぐ
サムスンの決算を受け、ウォール街のアナリストは相次いでマイクロンの目標株価を引き上げた。複数の証券会社が投資判断を「買い」または「アウトパフォーム」に据え置きつつ、目標株価を約1,500ドルから1,700ドルのレンジに設定。コンセンサス目標は1,568ドルから1,581ドル近辺に集中している。
Ad- UBSは、マイクロンが2028年までに4000億ドル以上のフリーキャッシュフローを生み出すと予測。2026年12月に自社株買いの制限が解除されれば、その全額を自社株買いに充てる可能性があると指摘した。
- アルジャー社のエグゼクティブ・バイスプレジデント、アンカー・クロフォード氏はCNBCに対し、マイクロンの収益力は過小評価されており、今後18ヶ月で現在の時価総額の約30%に相当するキャッシュフローを生み出す可能性があるとの見方を示した。
市場の背景とセンチメント
この日の株価急騰は、最近の調整局面を経て、AIやメモリー関連株に再び資金が向かう市場全体の動きを反映している。ナスダック総合指数が2.3%、S&P500種株価指数が1.2%上昇するなど、主要株価指数が軒並み高となったことも半導体セクター全体を押し上げた。
マイクロンの株価は、中国の競合CXMTのIPOや韓国のETF規制変更への懸念から、6月の高値から約34%下落していた。価格カルテル疑惑に関する集団訴訟の調査や、サンジェイ・メヘロトラCEOによる7月下旬の3730万ドル相当の自社株売却などは、一部の投資家にとって懸念材料として残っている。しかし、この日は競合の記録的な好決算とアナリストの強気な見通しがこれらの懸念を打ち消す形となった。