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メルセデス・ベンツ株が上昇、利益率見通しの維持を市場が好感

Summary
独メルセデス・ベンツが発表した第2四半期決算は、利益が市場予想を上回った。通期の売上高見通しは引き下げたものの、中核事業の利益率目標を据え置いたことが好感され、株価は上昇した。
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ドイツの自動車大手メルセデス・ベンツ・グループの株価が28日の取引で上昇した。第2四半期決算で利益が市場予想を上回ったことに加え、中国需要の減速を背景に通期売上高見通しを引き下げたものの、中核の乗用車部門における利益率目標を維持したことが投資家に安心感を与えた。
予想を上回る第2四半期決算
同社が発表した2026年第2四半期決算によると、販売台数の減少が響き売上高は前年同期を下回ったものの、利益面では市場の予想を上回る力強い結果となった。
- 純利益: 10億6500万ユーロ(前年同期は9億1500万ユーロ)
- 調整後EBIT(利払い・税引き前利益): 23億ユーロ(前年同期比16%増)
- 売上高: 320億6000万ユーロ(前年同期は331億5000万ユーロ)
利益率見通しの維持が安心材料に
投資家にとって特に好材料となったのは、経営陣が2026年通期の乗用車部門における売上高利益率(ROS)目標を3%~5%で据え置いたことだ。これは、収益性に対する同社の自信の表れと受け止められた。
Ad一方で、同社は中国での不動産不況の長期化による個人消費の冷え込みを理由に、通期の売上高見通しを「前年をわずかに下回る」水準へと引き下げた。市場では、売上高見通しの下方修正にもかかわらず利益率目標を維持したことが、コスト管理能力への信頼につながった。
市場の反応と背景
市場参加者は、より深刻な業績警告を警戒していた。背景には、競合のBMWが最近、自動車部門の利益率見通しを引き下げたことがある。そのため、メルセデスが目標を維持したことは相対的にポジティブな材料と評価された。
また、決算発表前の同社株価は52週間のレンジの下限付近で取引されており、テクニカル的に売られ過ぎの状態にあった。これにより、既に多くの悪材料が株価に織り込み済みだったことも、好決算に対するポジティブな株価反応を増幅させる要因となった。